第五十三話 ネオは戦場へ行った
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
俺が始末してやる!』
「何だ、あの敵は!?」
『エースのご登場ってわけか……』
エミリオの搭乗するロッソイージスがキラ達の目の前に現れ、砲撃を仕掛けてくる。キラは咄嗟にそれを躱すが、ビームは追随するように曲がった。
「この攻撃はッ!」
二年前に戦った連合の三機の中で鎌を持っていた機体をキラは思い出す。
『浄化ッ!』
連続して放ってくる収束ビームにストライクフリーダムも反撃を仕掛ける。だが、巧みに変形機動を繰り返すロッソイージスに攻撃が中々命中しない。更に言えば、彼にとってかつてアスランと戦ったイージスの後継機であるロッソイージスは精神的にプレッシャーを与えるものだった。
とはいえキラの乗るストライクフリーダムを相手に連合のエースでは些か以上に実力不足だ。一瞬の隙を突いてレールガンを命中させる。
『クッ、コーディネーターめッ!!』
レールガンによって吹き飛ばされ、体勢を崩したロッソイージスをフリーダムが撃ち抜こうとしたその時、フリーダムの後ろからアームが襲い掛かってくる。直前で反応して躱したキラだが、そのおかげでロッソイージスも体勢を立て直す時間を与えてしまったようだ。
「ミラージュコロイドか!?」
『惜しい!まさか見破られるなんてね。だがまあ、そういうことだ。悪いが早々に退場してもらうぜ!』
『残念ながら、退場するのは君の方だ!』
ミラージュコロイドによって不意を突いて現れたネロブリッは右肩だけに搭載されていたアームによって続けて攻撃を仕掛けようとするが、バルトフェルドがビームランチャーで介入することで動きを止めた。
『チッ、邪魔しやがって』
「バルトフェルドさん!」
『こっちは任せたまえ、キラ君。君は他の敵を頼むよ!』
そう言ってリゼルを突撃させ、蹴りを入れてネロブリッツを吹き飛ばす。
『ああッ、面倒くせぇな!』
ダナの乗るネロブリッツは吹き飛ばされた体勢を持ち直し、そのままランサーダートを放つ。リゼルはそれを回避してビームランチャーで反撃するが、そのビームが届くことはなく、展開されていた右肩のアームによって防がれ、そのままビームが撥ね返ってきた。
『何だと!?』
ヤタノカガミと同質の武装だとバルトフェルドは判断し、ならば実弾でとシールドミサイルを再び放つ。しかし、ネロブリッツはそのまま突撃し、ミサイルの直撃を受けながらも全く堪えた様子なしにそのまま接近し、アームで捕らえようとする。バルトフェルドは実弾の耐性が通常の装甲と変わらないヤタノカガミではないのかと驚きつつも、リゼルはそれをシールドで防いでみせた。だが次の瞬間、突如ネロブリッツの左肩からアームが現れ、横合いからリゼルを捕らえた。
『バカが、最初っから手の内全部曝け出
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ