第36話 修学旅行−1日目− その1
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いつの間にか貼られていた召喚符をこっそり剥がす。
「(なんかあったん?)」
「(なんかあったのか?)」
オレが貼っていた結界の反応に気付いたのか、木乃香と千雨から念話が入る。
「(あー、くだらん召喚符だな。気にするほどもないぞ)」
「(わかったぇ)」
「(わかった)」
それから特に何もなく京都に着いた。
☆ ★ ☆
京都に着いて全体行動としてクラス単位で清水寺を見学する。
綾瀬の博学な説明に驚いたが、それ以上にエヴァがテンション上がりっぱなしで笑えた。
まぁ、15年振り? の麻帆良の外の世界だ。仕方ないんだろう。
恋占いの石で落とし穴があり、3−Aの一部の生徒が穴に落ちた。
とりあえず、新田先生経由で清水寺の管理者に連絡してもらったら、音羽の滝で日本酒が混ぜられており、3−Aの一部の生徒が酔って寝てしまった。
何故か神楽坂は必死にこのことを隠そうとしていたが、それよりも急性アルコール中毒などを心配して、急いで救護室へ連れて行く。
幸い、寝ているだけだったので、バスに連れて行き、早めに見学を切り上げて今日の宿に向かう。
神楽坂に何故隠そうとしたか聞いたら、さすがバカレッド、「酒を飲んで酔っぱらったと思われて修学旅行が中止になると思った」とかほざく。
「そんなことよりも友達の体の心配をすることが先だろう。大体自分から飲んだのならともかく、悪戯で飲まされたのに修学旅行が中止になるわけないだろう」
あまりにも残念な発言に軽く説教をしてやる。
この後、警察が来て検証とかして騒然としたようだが、その辺は新田先生に担当してもらった。
その他は滞りなく終え、本日の宿の嵐山の旅館に着いた。
そういえば清水寺でクラスの集合写真を取ったんだが、この場合、卒業アルバムに載るとき、ネギはやはり欠席者扱いで○の中で載るんだろうか?
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