第36話 修学旅行−1日目− その1
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るところに向かう。
既に来ているのは、佐々木、明石、和泉、大河内、宮崎、早乙女、綾瀬、古、長瀬に加え、エヴァと茶々丸だ。
「おはよう。お前ら早いなぁ」
そう声をかけると「「「「「「「おはようございまーす」」」」」」」と返事がある。
どうやら待ちきれずに麻帆良を始発で出て来たらしい。
ていうか、真祖のエヴァが従者の茶々丸のボケたツッコミを受け、それを他のクラスメイトにいじられているのはかなりシュールだ。
「あんまり騒ぐなよー」
女子中学生のテンションについていけず、一言二言話して先生方の方へ戻る。
始発で来るのを読んで早く来ているのを考えるとさすがだなぁ、と思う。
他の先生方もちらほら集まってくるそれぞれの生徒に声をかけるため、集まっている場所から何回か出たり入ったりする。当然オレもだ。後はまぁ、京都についてや今までの修学旅行での経験談など雑談をして過ごす。
教員の集合時間の7時はとっくに過ぎているのに未だネギは来ていない。
あきれ果てたムードが漂う中、今回の責任者の新田先生が学園長に報告をする。
なお、今回頼み込んで携帯電話をスピーカーモードにしてもらい、学園長との話しを集まった先生全てに聞かせてもらう。
「おはようございます、学園長」
「おはよう、新田君」
「朝から残念な報告ですが、ネギ教育実習生が定刻になっても来ておりません」
「ふぉっ?」
「打ち合わせにもほとんど出て来ていませんので修学旅行にあまり興味もないんでしょう。元々ネギ教育実習生がいないカタチでシフトも組んでありますので、ネギ教育実習生は今回休みというカタチで進めさせてもらいます」
「ま、待つんじゃ、新田君」
「何を待てと? 学園長」
「そ、それはじゃな………」
「学園長。修学旅行は時間を決めて集団行動することを学ぶ機会でもあります」
「そうじゃな」
「それを指導する側から理由もなく破るなど言語道断です」
「し、しかしじゃな」
「しかしもかかしもありません。ネギ教育実習生の指導教師は学園長です。もっとしっかり指導してもらわないと困ります。ちょうど良い機会です。授業もないこの5日間でみっちり指導してはいかがです?」
「ま、待ちな「プツリ、ツー、ツー」」
キ、キレてるな、新田先生。
そりゃぁそうか。ネギの奴、エヴァとの戦いの前ということもあってほとんど修学旅行の打ち合わせに出ていないしな。学園の結界を抜けて、正常な判断力が少し戻ればこうなっちゃうわな。
あーあ。学園長、涙目だな。
そう思っていると携帯に着信が入る。
相手は学園長だ。
新田先生の剣幕に驚いている先生方に通
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