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東方虚空伝
第一章   [ 胎 動 ]
一話 始まりの朝
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!」

「理不尽だーー!!!」

「当たり前だ!!この世は理不尽なんだよーー!!!」




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 王宮にある永琳の研究室。
 研究室と呼ばれてはいるが王宮の別塔のひとつすべてが永琳個人の研究施設である。ここで永琳はさまざまな研究・実験や一部子供達に授業などを行っている。
 スーツの上に白衣を羽織り眼鏡をかけた。(ちなみに伊達眼鏡である。虚空が“白衣を着た永琳に見合いそう”と言った為仕事の時は懸ける事にしていた。)
先ほど到着して部下達に軽く指示飛ばし自分のデスクに付こうとした時ふと、

「気のせいかしら、お兄様の悲鳴?が聞こえたような……初日から危ない目には遭わないと思うけど…」



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・世界設定
 
[帝都] 唯一人類が生活できる場所。高さ80m近い外壁に囲まれている。帝都とは呼ば れてはいるが帝政ではない。のだが中央の建物を人々は「王宮」と呼んでいる。数年前に八意 永琳と言う天才少女によって飛躍的な技術の進歩があり、人々の生活はかなり豊かになった。
 
    
 
[都の(みやこのたて)]
帝都の防衛を担っている組織。
「王宮守護団」と「外壁守備隊」の二つが在る。
名前のとうり王宮守護団は王宮を外壁守備隊は外を守っている。
だが王宮守護団は王宮を守っている自分達の方が上だと思っている輩も少なくない。
組織のトップが元帥、次に守護団が総団長、守備隊が総隊長、そしてそれぞれ五つの連隊長になっている。
主人公が配属になったのが「外壁守備隊 第四連隊」である。


[天秤の議会(てんびんのぎかい)]
帝都の行政機関。永琳のような研究者も一応ここの所属扱いになっている。


[妖魔・妖怪] 穢れから生まれたとされる存在。
明確な事は解っていない。解っている事 は基本的に人より身体能力が高く生命力も高いと言う事だけである。
強さはかなりムラがあるが見た目では判断し辛い。

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