暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
DEAR KABY
[10/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
気読んでくれるかしら!?」
「エビーーーー!?」
「何でーーーーーーーーーーー!?」

キャンサーの語尾はなぜかエビだった。

「戦闘よ!あのヒゲオヤジやっつけちゃって!」
「OKエビ」
「まさにストレートかと思ったらフックを食らった感じだね。うん、もう帰らせていいよ」
「アンタが帰れば?」
「俺は蟹より海老派ー」
「何の話ですか!?」

そんなコントのようなやり取りをしていると突然エバルーが雄叫びを上げた。

「ぬぅおおおっ!」

そして1本の鍵を構えた。

「開け!処女宮の扉・・・バルゴ!」
「えっ!?」
「ルーシィと同じ魔法!?」
「金色の鍵・・・黄道十二門か!」

エバルーがルーシィと同じ魔法を使った事に驚く3人。
そして現れたのは・・・。

「お呼びでしょうか?ご主人様」
「バルゴ!その本を奪えっ!」

あのメイドゴリラだった。

「こいつ・・・星霊だったの!?」
「エビ」

そしてさらに驚きの事態が起こった。

「あっ!」
「あ!」
「あぁ!」
「あ!?」

それを見た瞬間、ルーシィ達だけでなくエバルーも驚愕した。
何故なら・・・。

「ナツ!」
「お?」

バルゴと共にナツがやってきたからである。
本人も何が起こったかよく解っていないようだ。

「なぜ貴様がバルゴと!?」
「アンタ・・・どうやって・・・」
「どう・・・って、コイツが動き出したから後つけてきたらいきなり・・・訳わかんねー!」
「『つけて』っつーか、『つかんで』な」

アルカの言う通り、ナツはバルゴの服をがっしりと掴んでいた。

「まさか・・・人間が星霊界を通過してきたっていうの!?有り得ないって!」

驚きと動揺が混ざって若干混乱しているルーシィに、ナツが声を掛ける。

「ルーシィ!アルカ!俺は何をすればいい!?」

その言葉でルーシィは我に返る。
後ろにいたアルカをチラッと見ると、アルカは頷く。

「そいつをどかして!」
「おう!」

威勢良く叫んだと思ったその時。

「どりゃあっ!」
「ぼふぉっ!」
「何ィっ!?」

言われたとおりバルゴを思いっきり殴り、地面に叩きつけた。

大火束縛(レオリストリクション)!」
「んぷっ」

エバルーの足元に真っ赤な魔法陣が展開し、そこから炎で構成された鎖や縄が生え、エバルーの首に巻きつく。

「もう地面にゃ逃がさねぇ!行くぞルーシィ、キャンサー!」
「うん!」
「エビ」

アルカの言葉にルーシィとキャンサーが頷き、構える。

「テメェなんか・・・!」

アルカは手をくいっと動かし炎を操ってエバルーを空中に放り投げる。
それに合わせて鞭を持ったルーシィとハサ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ