竜宮レナと圭一の戦闘シーンかいてみた(ネタバレ注意:ひぐらしのなく頃に(TV版)第25話
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別にメイドじゃなくてもいいよ。〜朝は私におはようって。夜は私に、おやすみって言って欲しい。いっぱい私にやさしくして、いっぱい私を楽しくさせて欲しい。」その表情は穏やかに変わっていた。
「これじゃあ私が勝っても圭一君が勝っても。私たち、ずっと一緒なんだね。」苦しく微笑む。
「一緒ではあるが、待遇に違いがある!」親指を立てて圭一は無邪気にウインクする。レナは笑っていた。
しかし圭一は、片手に下げていたバットを両手で構える。
「先に行っとく!」レナの笑顔は圭一の真剣な表情に途切れる。
「何?」レナも鉈を構える。お互いの空気は緊張する。
「楽しかったぜ!」「わたしも、だよ」お互いの息は見事に重なっていた――次の一撃で決着をつける。最後の勝負を賭け、今までよりさらに開いた距離をお互いめがけて飛び込んだ。
その瞬間、回旋しながら屋根から吹き飛んだ金属は、圭一のものだった。鉈を持つレナの腕は、倒れ込んだ圭一の上に高く振り上げられていた。振り下ろせば圭一の首を切り落とせる程に。
〜
「まだついてないぜ。そいつを振り下ろすまでは、まだ、つかねえぜ」圭一はかろうじて喉をレナに突き出す。
「嫌だ……」「え?」圭一の上に、大粒の滴が零れ落ちる。
「嫌だよ・・・嫌だ! どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・どこで変になっちゃったんだろう? 私は、みんなを信じてたはずなのに、どこで信じられなくなったんだろう? どうして。大好きな仲間たちに、こんな恐ろしいことを」ぼろぼろと涙をこぼしながら、レナは鉈を振りあげるのを止めた。
「お前、気づいたのか? 気づけたのかよ?」
「どうして。あんなにも楽しかった日々を、自分で壊してしまったんだろう」
「お前、やっぱりすげぇよ。自分自身の間違いに気付けたんだよ。さすがだよ、さすがだよ、レナ!」
「仲間を傷つけたよ? 魅ぃちゃんにもひどいことしたよ?」
「後で謝っとけ」
「簡単な事だったんだ」圭一は涙を流し続けるレナを、そっと抱きしめる。「誰でも思いつく、とても簡単な事をすればよかったんだ」「え?」
諭すように圭一はレナに向かう。「なにかにやばかったり、疑いそうになったり、辛いことがあった時にはな。仲間に、仲間に相談するんだよ」
レナは自分のしたことに気づいた。圭一の言葉に、ただただ涙が溢れるばかりだった。
「だよね……そうだよね」圭一の懐で、声をあげて泣いた。
詩音「信じなかった日もある・・それを誰かに諭された日もあった気がする。信じ続けることって、大変なことだよね」
竜宮レナ「楽しい毎日がいつか終わるものなら、
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