いつ、人生を間違った?
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直俺も陣の中でゆったりしてたいが、流石に隊長としてそれは無いだろう。ぺトラはさっきの戦いで疲弊しているから、むしろ足手まといになりかねない。もしルイビンたちが来ていなかったら頼ったが、今は陣の体勢を崩さないためにも戻ってもらったほうが良い。
《ヴ……ヴァァァアア!!》
あぁ……巨人が近づいてくる。
――――人が巨人に食われていく……。
あの腐敗臭のする口の中で殺されるのは、さぞかし気持ち悪かろう。
――――人が巨人に食われて………。
食べられる人間、それを見ている人間。幸せなのはどちらだろうか。
――――人が巨人に………。
俺が判断を間違ったか。それとも正解なんて無かったか。
―――人が………………。
「ルイビンさん、隊ちょ―――う゛ァァア゛ぁぁああぁあqhwjf!!!!」
「ライ―――アァァア゛アアアア゛ア゛!!!?」
「ルイビン!?ライ!?あぁぁぁぁああああああああああああ!?
死ねぇぇえええ!!化け物ぉぉおおお!!」
《う……?あぁ………ああアアアアアアアアアアアアああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!》
うなじを目掛けて、切る、斬る、斬る!!……俺の服を紅に染め、巨人は倒れた。
―――そして、その下には二人の死体が。
……あぁ、誰か。頼むから不甲斐ない俺に教えてくれ。
俺はいつ、
人生を間違った……………?
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