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魔法少女リリカルなのは〜転生してうちは一族になりました〜
第一話「転生者の今」
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できるかわからないが、迫る炎を間近で見れば相当な恐怖感を覚えるはずだ。
煙が晴れた先には炎が直撃した陣が何事もなく存在していた。
しかし、中に居た女神はあまりの恐怖に目を回しており、その顔を見た俺は思わずガッツポーズを取った。
ざまみろ。
10年間滅多に使うことのなかった忍術だったが、こういう事には役に立つ。
そうこうしている間に陣が強く輝き出し、気絶している女神を包みこむと光の球体に変化した。
球体は瞬く間に空へと消えていった。
「さて……遅れるわけにはいかん、ボチボチ動くか」
変化の術を解いて元の身長に戻ると、木の幹に置いていた学校指定のカバンを肩に担いで、朝早くから騒いでいた公園近くの森から出ていく。実年齢は三十路だが肉体年齢はチンチクリンなガキの体そのもの。変化の術を使って身長は大人ほど伸ばすが、本来はガキの姿だ。
見た目的に義務教育を受けなくてはならないため、俺は現在私立聖祥大付属小学校というそこそこ金の掛かる学校に通っている。
百歩譲って小学校に通うのは認めはしたが、何故か女神はわざわざこの金のかかる学校を選んだのだ。聖学に入学させた理由は知らないが、どうせろくな理由じゃない事は確かだろう。が、なんであろうと学費を払ってもらっている身なので学校を指定されるくらいは大目に見てやっている。聖学のスクールバスが来る場所まにつくと俺は仮眠をとる。
そしてしばらして……俺の目に飛び込んできたものは……
「起きろっていってんでしょうがぁっ!!」
それは小さく綺麗な手だった。
そろも何故か握り拳だ。
それが俺の顔面をブン殴ろうと迫って……
「!?なにをする!」
頬に拳がぶつかる瞬間、ギリギリで拳を躱すことができた。
なんて奴だ……ついに平手では飽き足らず、グーで襲ってきたか。
「あっ!やっと起きたわねアオグ!」
「あっ、やっと起きたわね…じゃない。お前はもう少し真ともな起こし方はできないのかアリサよ?」
俺に拳をぶつけようとしてきたこの金髪の少女の名はアリサ・バニングス。
俺の1つしたの後輩なんだが……見てのとおり、凶暴な少女だ。
黙ってればそれなりの美少女なんだが、こんな事は本人には話すことはできるはずもない。
「しょうがないでしょ!何度呼び掛けても返事はしないし、肩揺すっても反応がないなら、殴るしかないじゃない!」
「……まるでカマキリのメスだな。旦那さん首からむしゃむしゃ食っちまうな。絶対結婚したら、旦那とその子供を反論できないように恐怖政治で黙らせるな」
「なんですって!?」
胸ぐらを掴まれて、ギャーギャーギャーが俺が失礼だとかもう少し先輩らしくしろだとか言ってくる。あー耳痛たい。てか1つ年下(実際は20年下)の女の子に胸ぐら掴
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