第三十九話 少年期【22】
[11/11]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
な、と俺は安堵する。一応念のため話題は変えておこう、と今日の晩御飯のことを話しながら俺たちは真っ直ぐに歩いて行った。
「お姉ちゃんと妹ね……」
『マイスター』
「にゃぁ」
だから先ほどのアリシアと俺のやり取りを見ていた母さんが溢した言葉を、俺は耳にすることができなかった。俺とアリシアの後ろ姿を見つめ、母さんが静かに目を閉じて何かを考えていることも気づくことができなかった。
夜が長くなり、冷え込むのが早くなったミッドチルダの秋。たくさんの出会いと波乱を生んだ俺たちの体育祭は、こうして幕を閉めたのであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ