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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第32話 聖王器
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ース・オブ・エース!!」
「じゃあどんどんいってみようか!!」
「なのはお姉ちゃん………」
「ヴィヴィオちゃん、見ちゃダメ!!」

恐る恐る声を掛けたヴィヴィオにステージを見させないように抱き締める。

「バルトさん………!!」

なのはは今居ない人物を思い浮かべながらそう願いを込めるように名前を呟いた………











「うわぁ………容赦無いですね………」
「運が良ければ死なねえだろ。こっちも時間がねえし、バレる訳にはいかねえんだ」

そう言いながら階段を登り続けるバルト。
その途中、テロリスト達に見つかったが、連絡を取られる前に完全に沈黙させた。
普通に手刀で気絶させた者もいれば、斧で叩き潰す勢いで振り下ろした者いた。

「もう直ぐで目的の場所です!!」
「だったらスピード上げるぞ!!振り下ろされるなよ!!」
「えっ!?ちょっと待ってください!?」

そんなしがみついているリインの言葉を無視してバルトはスピードを上げた。

「いやああああああ!!」

敵に制圧された場所なのにリインは関係なく大きな悲鳴を上げたのだった………















「………」
「コイツマジかよ………」

両手の指の爪全てを剥がし終え、それでも叫び声を上げずに耐えきっていた。
指から血が流れ落ち、床には小さな血の池が出来ていた。

「何でコイツこんなの耐えられるんだよ………」
「壮絶な痛みだろ?人間じゃねえよ………」

弱気な発言が目立ち、意気消沈していた。

(中途半端な………だからゴロツキの奴らを入れるのは反対だったんだ………上は何を考えてる………もうこの組織は駄目かもな………教皇も行方知らずで未だに幹部達ともお目通り出来ない………潮時かもな………)

そんな事を思いながら指示を続ける。

(せっかくだったら手土産を頂いて逃げるか………そうだな、あのゼルフィス辺りを頂いていくか………)
「おい、その大剣は俺が直接運ぶ」
「えっ、ですが………」
「アイツ等のせいで余計に時間が掛かってしまった。この先どんなイレギュラーあるか分からん以上高値の物は実力のある者が持っていた方が良い」
「分かりました、ボスなら安心です」

そう言って指示に従っていた手下の1人が背の丈程ある大剣を運んでくる。

「………ん?」
「どうしました?」
「今光らなかったか?」
「いえ、私は気がつきませんでしたが………」
「そうか………?」

不思議そうにゼルフィスを受けとる。

『見つけた………』
「ん?」
『見つけた………』
「誰だ?」
『キルレントと同じ強者の者。強さで頂点に立つ者、君はどうして心が折れない?』

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