暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第20話「職員室での出来事」
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 これは、先ほどオラクルから届いた依頼の報告書です」
千冬
「ああ、そう言えば夕方頃に1年2組のクラス代表がアリーナの壁を陥没させてましたね…」

あ、2組の担任の方々が気まずそうにしてます。

それにしても本当に、仕事が速いです。
本来ならちゃんとした業者の方に頼むべきなんですけど、こういった小さなことの度に業者の方に頼むのもお金がかかりますし、許可証を作るのも大変です。
昔は一定期間に分けて業者の方に来て頂いてたんですけど、それだとやはり色々と不備があったりしました。
一度来てもらったけれど特に修理することがなかったり、次の整備日がまだ遠いのに大きな修理が必要だったりと色々です。

2年前にオラクルが立ち上がり、最初は知人友人の私物の修理などを行っていました。
それから段々と信頼を得てきて、今ではかなり大きな物事以外は彼らにお願いするようにしています。

かくいう私も125号室……織斑君たちの部屋の扉の修理等をお願いしてます。
ハハ、入学してからすでに5回ですよ? どうやったら木刀で穴だらけになったり真っ二つになったりするのでしょうか?
…そういえば、この間はISの部分展開によって扉が凹む上に付け根が壊れてましたね。

気のせいだと思うのですが、段々と扉が強化されてるような気がするのは私だけでしょうか?


千冬
「恐らくそれは気のせいではないだろう」
早苗
「あの子たちなら喜々として扉ですら魔改造するでしょうね」

人の心を勝手に読まないでください。

はぁ…困ったものです。
扉の修理をお願いするのも一苦労なんですよ?

今回の場合ですと、まずオラクルに依頼して、女子寮への一時期入寮手続きをします。
その為に学年主任、教頭先生、校長先生、理事長のいずれか1名、もしくは5名以上の教員からサインを貰って寮長に提出します。
この時、それぞれの方に「またか…」みたいな顔をされます。

そして教員、またはある程度の権限を持つ方が引率し、扉を修復。
この時他の仕事が一切できず、他の仕事に遅れが出てしまいます。

修理が終わると、学園に提出する用の書類を制作。
オラクルからの報告書を受け取りましたら、その2つを揃えて学園に提出します。


これを業者に方に頼むと倍の工程がかかってしまいます。
なので、よほどの事が無い限りはオラクルに修理を頼むんです。

まぁ、普通は月に何度も扉の修復依頼なんてしないんですけどね…。

織斑君たち知ってましたか?
扉の修理もタダじゃないんですよ?

フフフ……

3組副担任
「(山田先生が壊れた…)」
2組副担任
「(まだ2組でよかったわ…)」
4組副担任
「(何とも言えないわ…)」

あれ、何で他の副担任の方々は憐れ
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