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みなかたパッチン
みなかたパッチン
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かい」
木戸「ピカどうぞ」
カウンターの真ん中にパソコンを置く光
春。
光春「円高教師のツブヤクンダーなんだけど。
ジャージ盗難事件があったんだよ。おと
といの夜に」
彼方「なになに私の勤め先に泥棒が入る。深
夜、ガラスに石をぶつけ浸入して盗んだ
ものは男子の学校指定ジャージだけでし
た。犯人はそういう趣味の方だと思いま
す。まことにいかん崎です」
木戸「神崎真じゃねえかよ。まだいたのかあ
のハゲバイオレンス。他のツブヤクは愚
痴ばっかだし最後、全部まことにいかん
崎でしめくくってるよ。しかも情報漏洩
だしねこれ。ピカ、炎上攻撃をしろ」
水元「こころの出火ばかりするファイヤーマ
  ンだな。あれやるか」
木戸「間に合ってます」
光春「でもこれだけじゃわかんないから直接
張り込んだほうがいいと思うんだけど。
どうかな?」
彼方「じゃあ今日いくか?」
光春「今日はないね」
水元「そうだな。ほとぼり冷めてからまたっ
ていうパターンぽいな。じゃあ、いつに
する」
光春「単純なんだけど土曜日にしない?」
水元「おれはいいけど。みんなは?」
彼方「わくわくすんな。高校の時、三人で泥
棒退治したの思い出すな」
水元「あんときの褒章金。祝賀会と称してこ
こでうちのババアにぼったくられたけど
な」

○(回想)ちきんはーつ・カウンター席
 T・11年前
彼方「ヒーローだな。おれら」
水元「こんなのヒーローじゃねえよ。俺は東 
京行ってほんもののヒーローになる」
木戸「スタントマンの学校ほんとにいくんだ」
水元「まあね」
彼方「ウルトラマンとか仮面ライダーになる
のか」
水元「俺が目指してんのはトニージャーかな。
ジャッキーの三倍ぐらいすごいぜ」
木戸「スターになって帰ってくるの待ってる
よ」
彼方「そうだな。その時はかにやらうにやら
用意して待ってるわ」
水元「やっぱ源は漁師になるんだ」
彼方「まあな。英才教育受けてるし」
木戸「おれは消防士になる」
水元「せいの」
一同「本気になったら大原」
  CM曲のワンフレーズを口ずさむ三人。 

○ちきんはーつ・カウンター(夜)
木戸「おれはパスな。その日夜勤だし、ガキ 
 と嫁がいるから無茶できんわ」
水元「そうかい」

○漁港(夜)
  T・土曜日の夜1時すぎ
軽トラック・車内
運転席に彼方、助手席に水元、真ん中の
補助席に光春。
彼方「トッキーからメール返ってきた?」
水元「うん。青木タイトル挑戦中だってよ」
彼方「51巻じゃねえかよ。あいつ破門だな。
  公務員てのは性格まで公務員になるんだ
な」
光春「元公務員ですいません」
彼方「お前は公務員って感じしねえわ」
  だんだん
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