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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick@03-3_なんで苗字を≪西折≫に変えたのか聞きたいです!
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! これはね! その! あれよ、あれ!」

美琴は必死に言い繕うとしていた。

そんな美琴を見ながら、美雪は静かに白井の隣へと移動した。

「ありがとう、白井さん♪ 私のせいで変な雰囲気だったの誤魔化してくれて♪」

「お礼を言われるほどの事ではありませんの」

「それともう一つ。

 わざわざ美琴の映像(たからもの)を壊してまで、
 楽しい雰囲気にしてくれてありがとう♪
 
 本当にありがとうございます  」

「気付かれてましたのね・・・」

「うん♪ 普通に自分の恥ずかしい話をするよりも、効果絶大だったね♪

 琴ちゃんの可愛いもの好きは隠しても隠しきれないものだし、初春さんと佐天さんも
 薄々は気付いていたことだった♪

 バレてもそれほど大きな影響はないよね♪
 だから白井さんは映像を見せてくれた♪

 結果は大成功♪ 琴ちゃん、本当に良い子と友達になったね♪」

「・・・わたくし、お姉様を敬愛していますの。

 最初、お姉様は超能力者(レベル5)を鼻に掛けている気に食わない人だと
 思ってましたわ。
 私の知っている能力の高い人と言うのはほとんどがそうでしたから。

 ですが、お姉様は違いました。強くても優しい。

 そんなお姉様だからわたくしは敬愛した。
 
 そしてお姉様を知れば知るほど、美雪お姉様の存在の大きさを感じますの。

 強くても優しいお姉様になったのは、間違いなく美雪お姉様のおかげですわ。

 だから美雪お姉様。 わたくしはあなたを一番尊敬していますの」

「・・・ありがと♪」

「黒子! あんたのせいで2人が信じちゃったじゃない!!

 どうしてくれるのよ!!」

2人の会話に、佐天達の説得ができずに怒ってきた美琴が邪魔をしに入ってきた。

「信じるも何も、わたくしは真実を教えたに過ぎませんの」

「琴ちゃん、言いがかりだよ♪ 白井さんは嘘を言っていないじゃない♪

 そうだ♪ 私の知っている琴ちゃんの恥ずかしい話、みんな聞きたい♪?」

「ちょ!? 雪姉ちゃん何言ってるの!?」

「「「聞きたいです(の)!!!」」」

「み、みんな何言ってんのよ!?」

「実はね♪

 私達が最初に会った時も、琴ちゃんったらゲコ太のジュースを買おうとしていたの♪
 琴ちゃんの第一印象からゲコ太だったの♪」

「やめて! お願いだからやめてーーー!」


こうしてパジャマパーティーは、美琴の恥ずかしい話大会に変わっていくのだった。




つづく

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