暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第54話 入学準備もトラブル続き 後編
[8/21]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
鳴》を発動され、そんな事を伝えられました。
(何時の話ですか?)byギル
(今日の朝食の後くらいよ。執務が始まる直前に、お義父様とお義母様に話したみたい。私達にもその後打ち明けに来たわ。家の人間は、全員彼女に同情的よ)byカトレア
そんな話を聞かされれば、家の人間はイチコロだろうなと納得しました。
(では、武器製作を約束してしまったのですか?)byギル
(流石にそこまではしてないわ。ギルが武具関係の責任者をしているのは、既にアニエスに知られているし)byカトレア
そうかも知れませんが、口添えぐらいは約束させられてしまったかもしれませんね。
(将を射んと欲すれば先ず馬を射よ……と言う訳ですか。今日の模擬戦の事はディーネから聞いて居たハズだし、
残り時間
(
きゅうか
)
も少なくなり切り札を切って来たという訳ですね)byギル
(加えて、主が森に籠った所為で焦ったと言うのもあるのじゃろう)byティア
(じゃな)byレン
それは仕方がないでしょう。良い武器で原作を迎えないと、私も死にたくありませんし。
「分かりました。父上。母上。早速始めましょう」
私がそう声をかけると、父上が前に出ました。前回は母上からだったので、今回は父上からです。
「ギルバート。始めるぞ」
と言う割には、先に攻撃を仕掛けて来ません。これはあくまで試験でもあるので、父上と母上は先のハンデ以外にも縛りがあります。それは父上が対メイジ剣術を、母上が対メイジ殺し剣術を試験してると言う事です。
つまり父上は、自分から攻めて来ない。……と言う訳です。
「行きます」
そう口にしながら、私は正面から父上に突っ込んだ。
「何!?」
そんな私に、父上は驚きながらもカウンターを選択した。それを逆手で持った右小太刀で受ける。刀の背に肘を当て突進の勢いと肘の力で、父上の剣を無理やり押し返す。その時点で父上は、自ら後ろに跳び仕切り直しを選択した。こちらは左の小太刀による追撃が可能だからだ。
だが、逃がす心算はない。そのまま追撃に入る。
「なっ!?」
そして私の左小太刀は、着地した父上の咽元に突き付けられていた。皆が驚くのも無理はない。本来このタイミングと距離で、剣を突き付けることなど不可能なはずなのだ。それを可能にしたのは……
「それまで……ですね」
「ああ。今使ったのは、フライ《飛行》の魔法か。まさか地上の高速移動に応用するとは……な」
本来なら父上を押し返した時点で、最低でも三つの動作が必要になります。@伸び切った体を元に戻す→Aダッシュの為に体を沈める→B左の剣を突きだしながら跳ぶ。ここにフライの魔法を絡めることにより、必要な動作を左の剣を突きだすだけ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ