暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第54話 入学準備もトラブル続き 後編
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て居ませんが、チタン合金やタングステン・ベリリウム合金を使っているので、武器単体としても父上と母上が使っている物に遜色がありません。本来メイジではないアニエスには、雷の属性付与は何の意味がありませんが、インテリジェンスソード化すれば属性剣の力を十分に発揮出来ます。

「アニエス用に改造しなければいけない所は……」

 絶対条件となるのが、《魔法吸収》能力です。今はビターシャルが不在なので、これはルクシャナに依頼するしかありませんね。断られそうですが、こちらには奥の手があります。

 それに合わせて必要になって来るのが、吸収した魔法力を保存しておくための貯蔵庫です。これはアロンダイトと同じ宝石を使えば問題無いです。持ち主が魔力をチャージ出来ないので、貯蔵量は多目が良いでしょう。それは鞘と柄の両方に必要になります。

 後は鞘に込める術式ですが、《帰還》はアニエスがメイジでは無いので中途半端(契約が出来ないので、持ち主への転送が出来ない。但し刀身を鞘へ転送する事は可能)になってしまいます。《帰還》は保留にするとしても、《障壁》と《治癒》は入れておくとして、……ダメだ。思いつきません。《戦歌》が使えれば良いのですが、こちらは使う度に細かい調節が必要なので、ルーンとして組み込むのは不可能です。

 一応、攻撃《雷》と防御《障壁》回復《治癒》は揃っているので、そこまで深く考える事は無いでしょう。インテリジェンスソード化するので、アニエスが万が一暴走した時のストッパーとしても期待出来ます。《帰還》の導入ですが、よく考えてみたら敵に奪われないようにする為に、私と契約しておくと言う手もありますね。

 後は見た目の調整位ですか。鞘の方に時間がかかりますが、それ位なら何とか間に合いますね。

 まあ、とりあえずルクシャナの説得が第一です。

 私は剣の仕様が完成した所で、キッチンへと向かいました。

 先ず用意するのはマンゴーです。今回はこれが無いと始まりません。それからミルクです。それにレモン。風味づけの白ワイン。そしてハチミツ。

 ドリュアス家の温室で作られたマンゴーを、三つほど皮を剥き種を取ります。それを約1センチ角に刻み、約半分をボウルに入れ潰してジュースにします。それを()して、不純物を取り除いておきます。

 次にミルクをボウルに入れ、レモン汁を少しずつ入れながらかき混ぜます。適度に固まった所で、先程のこしたマンゴージュースと混ぜます。比率はマンゴージュース2に対して、レモン汁入りミルク1です。レモン汁を入れたミルクは、ヨーグルトの代わりですね。

 出来た物に、温室で飼っているミツバチの巣から取ったハチミツを適量混ぜて甘味を強化します。隠し味に白ワインを適量入れて、ボウルに撹拌機(マリヴォンヌとの共同開発。
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