ノルン火山
いざ
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リカシーのない人かしら。」
「ホント。バカみたい。」
「ワタシ達は死神の物ではありますが、あなたがたのモノになるつもりはありません。」
後方を歩いていた女性陣の攻撃だった。
オレたちが合流する以前にも女性兵士は居たが、数は絶対的に少なかった。オレに近しいセリナやエリザのお陰で彼女たちの発言力が強くなっている。
ノルン火山島に着くまでの船旅の最中では彼女たちの猛アタックにあって大変疲れた。どこまでオレと関係を持ちたい。
「……そういうことだ、紳士諸君。」
「サー、イエス、サー……。」
久しぶりに怖いモノを見た。今も嫌な汗がだらだらと背中を伝わっている。
「ボ、ボス。山が……。」
緊迫した様子の取り巻きが山の中腹を指さす。見れば白い光が上っている。
「封印がとかれた──。龍が蘇る。」
「なんだと!?」
いつもの調子で言っているがその声には緊張が見られる。
「急がないと手遅れになる。」
「わかった。全軍に通達、急いで目標地点に走れ!」
通信魔法で各リーダーに命令して山を駆け上る。
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