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Fatekaleid liner プリズマ☆イリヤ〜復元する世界を持ちし者〜(仮)
第二話(ライダー戦)
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動系の技を少し。」
「まぁあったほうがいいっちゃいいわね。正直かなり不安だけど、あんた達に頼るしかないわ。準備はいい。」
「う・・うん」
「はい」
そういえばなんでここに集まったんだろう?どこかに移動でもするのかな?
「カードの位置はすでに確認してるわ。校庭のほぼ中央・・・そこからゆがみが観測されている。」
何処にも移動しないみたいだ。でも、校庭の中央ってなにもないよ?
「中心って・・・何にもないんだけど?」
イリヤも同じ事を思ってたみたいだ。
「ここにはないわ。カードがあるのはこっちの世界じゃない。ルビー」
《はいはーい》
こっちの世界じゃないって、どういうこと?
《それじゃいきますよー》
「わっ!?」
「きゃっ!?」
《半径2メートルで反射路形成!鏡界回路一部反転します!》
「えっ・・・な・・・なにをするの?」
「なっ、何がどうなっているんですか。」
いきなり地面が輝き始めて、何がどうなってんの?
「カードがある世界に飛ぶのよ」
カードのある世界?校庭の中央にあるんじゃ?
「そうね、無限に連なる合わせ鏡。この世界をその像のひとつとした場合・・・・それは鏡面そのものの世界。」
「鏡面界。そう呼ばれるこの世界にカードはあるの。」
「なに・・・このそら・・・?」
イリヤも僕と同じ事を思ってる。この世界は見た目だけならさっき僕達が居た場所と同じだ。だけど、根本的に何かが違う。
「詳しく説明している暇はないわ。カードは校庭の中央!」
オオォォォォォォ
「構えて!」
ズ・・ズズ・・
「「な、なんか出てきたっ」」
貞子、あの登場の仕方は貞子だよ。テレビから出て来ないだけで。
「報告通りね、実体化した!くるわよ!」
ズドン
「わわっ!?」
「なっ!」
速い。それにいきなり攻撃してきた。
「Anfang―――爆炎弾三連!!」
おおー。なんか初めて凛さんが魔術師らしい事した気がする。
「無傷・・・。やっぱり魔術は聞かないか。高い宝石だったのに!」
あんな爆発を受けて無傷?どういうことだ。凛さんは何か知ってるみたいだけど。
「じゃ後は任せた!私達は建物の陰に隠れているから。ユーリ行くわよ」
「ええっ。投げっぱなし!?」
イリヤの言い分も分かるけど、凛さん、首を持って引きずるのは止めて、息が止まるから。
「それで、何でさっき凛さんの攻撃が通じなかったんですか?」
あんなすごい攻撃だったのに。
「相手はなぜか分からないけど魔術での攻撃が通らないのよ。で、純粋な魔力での攻撃は通るから、それが出来るルビーが貸し与えられたのよ。」
へー、
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