幕間
Trick@03-2_俺の工場(ファクトリー)に
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れは5人も知っている。
だからそのような評価をする人を『師匠』と呼ぶのかを不思議に思った。
「・・・・ではなぜ弟子入りしてますの?」
「ん〜、弟子入りは間違いないけど、
どちらかと言えば師匠と呼んでいるだけとも言えるね。
師匠を『師匠』と呼ぶ理由は2つ。
1つ目は戯言の弟子入りをしたから。当然、師匠と呼ぶのは普通だな」
「「「戯言?」」」
美雪、御坂の2人を除いた3人が尋ねた。
「説明するのは難しいけど・・・簡単にいえば嘘のことだ。
師匠は舌先三寸口八丁ってぐらいしゃべるのが得意なんだ。
色々な事件に巻き込まれたことがあるけど、ほとんど口だけで
解決している。
逆にいえば戦わずして勝つ、または凌ぐ技術を師匠から学んだ」
「それで信乃さんは嘘をよく言うんですね」
「私達も頻繁に騙されちゃってますよね」
「嘘ではなく、≪戯言≫と言ってほしいね。
戯言遣いの弟子を自称しているからね。
2つ目の理由は・・・・実は師匠に弟子入りする前から師匠って呼んでいた。
だから今も昔も、あの人への呼び方は≪師匠≫のまま」
「なんで師匠って呼んでたの? すごいとも思ってなかったのに」
「ぶっちゃけると・・・
俺、あの人の本名知らない。
母上が師匠って呼んでいたから同じように呼んでるだけ」
『はぁ?』
またしても5人がユニゾンした。
これは唯一、戯言遣いと面識がある美雪も始めて知る事実であった。
「・・・・姫母さんから聞いてないの♪?」
「母上も師匠の本名は知らないんだよ。
一時的に師匠が母上の保護者にもなったことがあるらしいけど。
まったく持って非常識極まりないよ、母上は。(自分の事は棚に上げてます)
弟子入りした今も、分かっているのは苗字だけ。下の名前は依然不明のまま。
苗字の方は『イチガイ』っていうんだ」
「それってつーちゃんと同じ! まさか!!」
「佐天さん正解、そのまさかだよ。
師匠は位置外水の父親。
つーちゃんと知り合ったのも師匠が関わっているんだ。
ちなみにつーちゃんに師匠の本名を教えてって言ったことがあるけど
ダメだった」
「謎・・・としか言いようがないわね」
「初春、調べられるかな? 小烏丸の一員としてつーちゃんの
お父さんに会う機会があるかもしれないし!」
「ダメですよ佐天さん。面白半分でプライベートなことを調べようとしたら。
それに学園都市の人ではなさそうですし、難しいと思いますよ」
実際は難しいどころか、≪政治力の世界≫の一家、壱外を調べるなど
一般人の初春では絶対に
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