暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick@03-2_俺の工場(ファクトリー)に
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れは5人も知っている。

だからそのような評価をする人を『師匠』と呼ぶのかを不思議に思った。

「・・・・ではなぜ弟子入りしてますの?」

「ん〜、弟子入りは間違いないけど、
 どちらかと言えば師匠と呼んでいるだけとも言えるね。

 師匠を『師匠』と呼ぶ理由は2つ。

 1つ目は戯言の弟子入りをしたから。当然、師匠と呼ぶのは普通だな」

「「「戯言?」」」

美雪、御坂の2人を除いた3人が尋ねた。

「説明するのは難しいけど・・・簡単にいえば嘘のことだ。

 師匠は舌先三寸口八丁ってぐらいしゃべるのが得意なんだ。

 色々な事件に巻き込まれたことがあるけど、ほとんど口だけで
 解決している。

 逆にいえば戦わずして勝つ、または(しの)ぐ技術を師匠から学んだ」

「それで信乃さんは嘘をよく言うんですね」

「私達も頻繁に騙されちゃってますよね」

「嘘ではなく、≪戯言≫と言ってほしいね。
 戯言遣いの弟子を自称しているからね。

 2つ目の理由は・・・・実は師匠に弟子入りする前から師匠って呼んでいた。

 だから今も昔も、あの人への呼び方は≪師匠≫のまま」

「なんで師匠って呼んでたの? すごいとも思ってなかったのに」

「ぶっちゃけると・・・

 俺、あの人の本名知らない。
 母上が師匠って呼んでいたから同じように呼んでるだけ」

『はぁ?』

またしても5人がユニゾンした。

これは唯一、戯言遣いと面識がある美雪も始めて知る事実であった。

「・・・・姫母さんから聞いてないの♪?」

「母上も師匠の本名は知らないんだよ。
 一時的に師匠が母上の保護者にもなったことがあるらしいけど。

 まったく持って非常識極まりないよ、母上は。(自分の事は棚に上げてます)

 弟子入りした今も、分かっているのは苗字だけ。下の名前は依然不明のまま。

 苗字の方は『イチガイ』っていうんだ」

「それってつーちゃんと同じ! まさか!!」

「佐天さん正解、そのまさかだよ。

 師匠は位置外水の父親。
 つーちゃんと知り合ったのも師匠が関わっているんだ。

 ちなみにつーちゃんに師匠の本名を教えてって言ったことがあるけど
 ダメだった」

「謎・・・としか言いようがないわね」

「初春、調べられるかな? 小烏丸の一員としてつーちゃんの
 お父さんに会う機会があるかもしれないし!」

「ダメですよ佐天さん。面白半分でプライベートなことを調べようとしたら。

 それに学園都市の人ではなさそうですし、難しいと思いますよ」

実際は難しいどころか、≪政治力の世界≫の一家、壱外(いちがい)を調べるなど
一般人の初春では絶対に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ