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ポケットモンスター 〜名と過去を隠した元チャンピオンのシンオウ冒険記〜
第10話
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どうも、ケイジもといキョウジだ。
ようやくクロガネシティからコトブキシティまで戻ってきたぜ。
で、そこからソノオタウンに向かおうと思ったんだが・・・

「だから、その博士の持っている研究のデータをこちらに渡してもらえば痛い目見ずに済むって言ってるんですよ?なんでわかってくださらないかな・・・」
「ならん!これは私だけでなくポケモン界にとって重要なデータなのであり、お前たちに渡すわけにはいかん!」
「そうですか・・・では力ずくで奪うとしましょう!ズバット!」
「博士!下がっててください!頼むよ、ヒコザル!」
「ヒコォ〜!」
「チッ、護衛だったのか!おい!2対1でやっちまうぞ!」
「おう!ドクケイル!」
「な、卑怯な!」
「ふん、俺たちはデータさえいただければそれでいいんだよ!」
「くっ・・・」


「ヒ、ヒコォ〜」
ドサッ
「ヒコザル!」
「はっ、大したことなかったな」
「ああ、じゃあさっそくデータをいただきますかね」
「くそ・・・」
「おい、そこのオカッパ。博士になにしてんだ?」
「な、われわれのステキファッションを・・・オカッパだと?」
「オカッパ以外の何者でもないだろ」
「貴様・・・我々ギンガ団を敵に回してただで済むと思うなよ・・・やれ!ズバット!」
「お前もだ!ドクケイル!」
「ズバー!」「ケーイル!」
「どこまでも間抜けなオカッパだ・・・相手の力量も見極められないとは・・・やれ、ウィン。焼き払え」
「ウウー・・・ウォン!」
「なっ・・・ウィンディだって?」
「おい、めちゃめちゃ強いじゃねーか・・・俺たちじゃ勝てない、一旦撤退だ」
「あ、おいこらまて!」
「「じゃーなー!」」

「・・・逃がしたか。コウキ、お前は大丈夫か?」
「は、はい・・・なんとか。でも、博士の助手失格ですね・・・あのくらいのトレーナーくらいは倒さなきゃいけないのに・・・」
「はぁ、お前はそういうとこがだめなんだよ。自分は博士の助手なんだっていう自信を持て。でなきゃいくら強くなったってずっと負け続けるぞ?」
「う・・・」
「わかったなら・・・気持ち切り替えるために今からクロガネシティでヒョウタと戦って来い」
「え・・・無理ですよ!まだ碌にポケモンもそろってないのに!」
「無理じゃない、お前のヒコザルはやる気だぞ?」
「そうなのかい・・・?ヒコザル・・・?」
「ヒコッ!ヒコォー!!」
「・・・うん、わかりました。これから行ってきます。博士、行って来てもいいでしょうか?」
「・・・うむ!君たちのような世代こそ、旅をするものだ!君も一人のトレーナーとして存分に旅をしてくるといい!」
「あ・・・ありがとうございます!」
「お許しも出たし、行ってこい」
「はい!」


「ふむ・・・してキョウジ
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