幕間
Trick@03-1_ツンデレ!!
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れていた。
一同は不思議そうな顔をして一斉に美雪を見た。
それを見た美雪も不思議そうな顔して首をかしげた。
「え、だって信乃は4人が困っているだろうから連れてきたんでしょ?
雨の中、車を走らせて探してきて♪」
「え・・学校帰りに偶然見つけたって信乃にーちゃんが・・・」
4人の反応を見た美雪は数秒間ポカンとして、そしてそのまま優しい笑いを浮かべた。
「あのね、10分前まで信乃はここにいたの♪
それで私が今日のお泊まり会を論文のせいで断ったとかの話になってね♪
『部屋に行く前にセブンスミストで買い物するって言ってたけど、
雨が降る前に帰れたかな』
って私か言ったタイミングで、テレビで橋が通行止めニュースが流れたの♪
信乃は学校に忘れ物したって、それ以外何も言わずにすぐに出て行っちゃった♪
お茶は私が用意したの♪ あんな信乃を見て、言うまでもないでしょ♪?」
「「「「・・・・・」」」」
「・・・・・・・」
「まったく、信乃にーちゃんってあれだよね」
御坂は言った。
「そうね、あれですわ」
白井も言った。
「あれですよね〜、実際」
佐天も続ける。
「信乃さんはあれに違いないですよ」
初春も同意した。
「確実にあれだね♪」
美雪も確信した。
そして全員が、声を揃えて異口同音。
『ツンデレ!!』
「・・・・・誰がツンデレだって?」
黄泉川との壮絶な死闘?を終えて、ドアを開けたばかりの信乃が丁度聞いていた。
「「信乃さん」」「ですの」「昔からずっと信乃にーちゃん」
「もうあれだね♪ 信乃のテーマソングは桜新町の町歌だね♪」
ツンツンデレツンデレツンツン♪
「・・・・・・俺をいじめて楽しいか?」
『うん』
「・・・・やめて。俺のライフはすでに荷負荷だよ・・・」
ひどい言われように信乃は落ち込みながら部屋に入ってきた。
「つーちゃんがいたら6人でもっと楽しいのにね〜」
「いやいや佐天さん、小烏丸の練習にまともに参加しない引きこもりが
家から出るわけないじゃん」
「・・・ですね。電話で即答されました」
電話を掛けた時に『だが断る』の一言と同時に切られたのを思い出して
佐天は少しだけブルーになった。
「そういえば信乃さん、今は普通に話してますのね、敬語を使わずに」
「あ、ほんとだ。でも、この方が信乃にーちゃんらしいよ」
「昔は今みたいに話してたんですか?」
「そうだよ初春さん♪
でも再会してからは琴ちゃんにもよそよそしいしゃべり方になっちゃった♪」
「美雪、お前には敬語なんて使わ
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