暁 〜小説投稿サイト〜
占術師速水丈太郎 白衣の悪魔
12部分:第十二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
殺人者です」
 快楽殺人者という言葉を出してきた。これは現代的なようでいてそうではない。昔からあるものだ。そうした者をえてして狂人と呼ぶのが歴史の常である。
「一番嫌な相手ですね」
 警部はその快楽殺人という言葉にまた嫌悪感を露骨に見せてきた。ついついまたハンカチを取り出してそれで手を拭く。
「楽しみだけで反抗を重ねるというのは」
「例えばです」
 速水はここで言う。
「犯罪のパターンでありますね。ただ万引きをしたい、痴漢をしたいというのは」
「はい」
 警部は速水のその言葉に頷く。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ