第四十八話 世界を変えるもの
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ス所属のアスラン・ザラだ。現在貴方がたのシャトルを既に射程に収めている。着艦し、投降しろ!しないのならば、ここで討つ事になるぞ」
『ザフトが何を偉そうに!投降したところでロゴス勢に処刑以外の道など残されていないだろう!?』
シャトルの操縦をしていたパイロットがそう答えを返してきた。確かに、処刑は免れないだろう。アスランとてそれが分かっていないわけではない。だが、僅かでも可能性があればと思い呼びかけたのだ。
「そうか、止む得ない。悪いが撃墜させてもらう」
そう言って狙いを定め、ビームを放つ。シャトルはそのまま狙いを違わず貫かれる結果となった。
「これで――――――」
終わったのかと、そう呟こうとした瞬間、通信が開く。
『アスランさん、大変です!そのシャトルは囮です!?』
「何ッ!?」
映像に次々と発進していくシャトルや飛行機、船などが映される。どれにロゴスの二人が乗っているかなど、これでは分かるはずもない。
「各員、脱出する敵を撃墜しろ!一機も逃すな!」
アスランは指示を回し、自身もMA形態となって、また一つ飛行機を撃ち落とす。しかし、本命がどれなのか、全く分からない。脱出を援護しているウィンダムや105ダガーも万遍なく広がっているせいで護衛の数で特定というのも無理だ。
「不味いッ!?」
数が多すぎるあまり、一機、また一機と逃し始める。ザフトも少しでも多く迎撃しようと必死になるが、オーブ軍に背を向けるわけにもいかず、対応しきれない。
「クソッ!」
やられたと、完全にこちらの落ち度だとばかりにアスランはパネルを殴りつけた。
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