第三章
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、まあ備えは見せないやり方もあるんだよ」
だから大丈夫だというのだ。
「安心しねい、おいらも考えてるからな」
「ではここはですね」
「任せな、上手くやるぜ」
与力にこう言って夜の吉原を歩いていく、そして。
不意に上からだった、何かが来るのが感じられた。
遠山はそのまま上にすうっと消えた、与力は思わず声をあげそうになったがここでだった。
遠山は上に消える中で彼に言った。
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