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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第11話
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ガンで攻撃を仕掛け、相手に飛び込んでいった。

だが、この時俊吾は忘れていた。俊吾たちの使っているISは競技用としてシールドエネルギーを抑えられていることに。

◇   ◆   ◇   ◆

場所は変わって、IS学園北側の森。楯無はISを3機相手にしていた。だが、そこには苦戦の文字はなかった。楯無も俊吾と同じようにハイパーセンサーを封じられていた。だがそれは、ハンデにもならなかった。

楯無が操る『ミステリアス・レイディ』はナノマシンを埋め込んだ水を操り攻撃する。その水の動きは変幻自在で、敵を翻弄する。敵が水に翻弄されている間に、楯無自身が操る、蛇腹剣(ラスティー・ネイル)を使い敵を攻撃する。これが楯無の攻撃パターンである。敵も水を無視して攻撃してきたり、水をどうにかしようなど色々な方法でどうにかしようとするが、水は文字通り変幻自在なので意味をなさない。

この水は攻撃にも防御にも索敵にも使える。敵が逃げようとしても意味がなく、相手のリヴァイブは楯無の手の上で踊らされている。だが、数が3機いるので、時間が掛かった。

最後の1機を落とした頃には、五時半を回っていた。

「以外に時間が掛かったわね……俊吾くんは大丈夫かしら…………」

そう思い、俊吾のいる西の森に向かおうとする。と、その時、俊吾のいるはずの森で、どこかで見たことのあるISが近づいていることに気づいた。

「まさか……あのISは…………!」

楯無は大急ぎで西の森に向かった。だが、IS学園は広く最低でも五分は掛かるだろう。

◇   ◆   ◇   ◆

「社長、3機が落とされました。現在、劣勢になっています」

場所は変わって、デュノア社本社の社長室。秘書の女性がそう言うと、カルロスは苦虫を潰したような顔になった。

「…………くそ!何故あんなカギどもにやられているんだ!!!」

そう怒鳴って、机を拳で叩きつける。秘書はその音に驚きビクッとする。そして、カルロスは何かを考えるようにして、言った。

「……おい、あいつはどうしている?」

「今回の作戦に着いて行きましたが……。ですが、連れて行かせたのは社長の命令では?」

「そうだったな……。まぁいい。あいつを出せ」

「ですが良いんですか?今回の作戦に出さないのは問題があるからでは……」

「何を言ってるんだ、君は?」

「……え?」

カルロスは狂気的な笑みを浮かべながら言った。

「問題なんて何も起こらない。何故なら、何も起きていないからだ。分かるかね?」

「は、はい」

その言葉の意味……それは事実の隠蔽である。言い換えれば金と権力で揉み消す。そう言う表現なのだろう。

「…………どんな手を使ってでもシャルル……シャルロットを連れて
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