進行〜
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俺達は取りあえず探索を始める。
「しかし・・・さっきまで平原だったのにいつの間にかジャングルに・・・」
「もしかしたら気候も偏るかもしれません。体調にも気を付けましょう」
「・・・キリト達は平気なのか?」
アスベルの言葉にキリトは返す。
「うーん・・・一応、影響あるかもな・・・」
「痛覚はあるから・・・あくまでアバターは外見だけなのかな・・・」
「だけど身体能力はゲームと同じだ。・・・よくわからないな」
俺はそれを聞きながら周りを見渡す。
「・・・不気味だな」
「何がですか?」
「いや・・・動物の声も何もしないからさ・・・」
「確かに・・・草を歩く音もぼく達だけのしか聞こえません。・・・あの人物はぼく等を消すつもりだと思ったのですが」
ヒューバートの言葉にキリトが口を挟む。
「いや、もしかしたらアイツは俺達を迷わせるのが目的かもしれない」
「餓死を狙う・・・ということですか」
「ああ」
その時、リーファが立ち止まった。
「・・・ねえ、亮お兄ちゃん」
「ん?」
「何か・・・臭わない?」
「え・・・?・・・っ!?」
後ろを向いた瞬間・・・辺りに火が走った。
「火・・・!?」
それは一瞬で植物に燃え移り、俺達は囲まれる。
「どうやら餓死じゃなくて焼死がお好みらしいな・・・!」
「ーーーーー!」
リーファが詠唱し、真空の刃で木々を薙ぎ倒し、道を作る。
「直葉、ナイス!」
「後ろはぼくが引き受けます!アクアバレット!」
「みんな、急げ!」
俺達は必死に走る。そして再び道が閉ざされて・・・
「猛虎獣衝撃!」
・・・いるのは俺が薙ぎ払う。すると・・・光が差し込んだ。
「彼処だ!」
俺達は光に向かって飛び込んだ。するとそこは・・・まるで基地のような通路だった。
「・・・訳が解らないね」
俺はぼやく。背後を見るとすぐそこまで火の手が迫っていた。
「まったく・・・火は勘弁だっつの・・・」
蓮華やマリク教官やサラマンダーに焼き殺されかかったのは軽くトラウマだ。どうも俺は火と縁があるらしい。
「皆さん、怪我はありませんか?負傷があったら言ってください」
「ま、見た限り平気そうだ。回復も俺とヒュー、直葉が使えるからね」
「まったく・・・迷宮区より複雑だぞ・・・」
キリトの言葉に頷く。小休止を挟んでから再び進むと、三方向の別れ道があった。
「うっわ、面倒な・・・」
俺達は別れ道を確認する為に近づく。
「・・・っ!皆さん、上です!」
見上げると上からシ
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