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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
会長来訪の理由
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「もう直ぐ出来る・・・。この時をどれだけ待ち望んでいた事か・・・」

闇の中、一つの影が蠢く。影は闇に飲み込まれずに不思議なほど目立っていた。影という光といった方が正しいかも知れない。本来なら影など闇に埋もれてみないはず、だが、その影はぬらぬらと動きながら一つの形を作り上げていく。だが・・・。 

それは影というには妙に穢れていた。ただ穢れている、これだけだ

「これが出来上がれば・・・」

蠢く謎の影。それが齎すものはいったい何か、誰も知らない

「私は貴方だけを求める、でももう私は人形じゃない、人形であって人形じゃないの。わかってくれるよね?そう、解ってくれるのね嬉しくなってきちゃったな。クククククククク、アハハハッハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!」

狂った声が響く、闇に響き、罅割れていく悲しくも苦しげな声

「もう直ぐよ、もう直ぐ復讐してあげるわ」








「んで」
「ん?」
「何の用で来たんだよ」

砂浜で海を眺めながら会話する龍神兄弟。他の生徒達は水着などに着替えて海に繰り出している。この二人は制服とスーツ姿という服装でビーチに立っていた、だが他の女子生徒は何処かここに居てはいけないのではないかという気がしてならない。IGONEOの会長が自分達の目の前に居るのだ。そういう感覚に襲われても致し方ないというものだろう。

「ご丁寧にアリトさんまで引き連れてきやがって」
「いや遊びにかな?」
「・・・おい」

一夏の言葉は本心から出た自然な言葉だった。こいつは自分の立場というものは理解出来てるのだろうかと、IGONEOの会長。全世界に途轍もない影響力を有している男だという事を

「仕事しろよ馬鹿野朗」
「おい一応俺兄貴だぞ」
「何それおいしいの?」
「・・・。まあいい、仕事はちゃんと片付けてきた。今日もちゃんとした仕事で来たんだ」
「仕事?」

一夏が首を傾げながら訪ねると龍人はそれはな・・・っと呟いた所で口を閉じて懐からリボルバーを取り出して、近くに置かれているっというのか解らないが、コンテナに銃を向ける。

「そこに隠れてる奴出て来い。人の会話を盗み聞こうたぁいい度胸だ。お前の母国は何処だ?正式に抗議してやらぁ、場合によっちゃ報復に視野に入れとくがな」
「・・・バレていましたか」

コンテナの陰から一人の女性が出て来た。その女性に一夏は覚えがあった。フィンランドの国家代表、モニカ・バイシュタインだった。

「一夏、誰だこいつは」
「少し前に特別講師で学園に来たモニカ・バイシュタインだよ。まあ俺の敵対してる奴だよ。フィンランドの国家代表らしいよ」
「ふ〜んなるほどね。フィンランドか、最近ウザイんだよな。自分勝手な主張ばっかして来
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