ターン27 女戦士と宝石騎士
[5/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「三沢っちったら硬派ね、そこがまた素敵ー!……では、ゆくぞ!」
「「デュエル!」」
「先行は私がもらう!ドロー、手札からフィールド魔法、アマゾネスの里を発動!」
周りにニョキニョキと木が生えてきて、まるで南国の森のようになった。木の向こう側には、なにやら木製の家もいくつか見える。
アマゾネスの里
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する「アマゾネス」と名のついた
モンスターの攻撃力は200ポイントアップする。
「アマゾネス」と名のついたモンスターが戦闘または
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
その「アマゾネス」と名のついたモンスターのレベル以下の
「アマゾネス」と名のついたモンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「さらに、アマゾネスの聖戦士を通常召喚する。このカードの攻撃力は1700だが、自分の場のアマゾネスモンスター1体につき100ポイントアップする。今の私の場には聖戦士1体しかいないが、アマゾネスの里の効果でさらに200ポイントアップする!カードをセットして、ターン終了だ」
アマゾネスの聖戦士 攻1700→2000
「いきなり攻撃力2000のアタッカーを通常召喚一回で召喚!?」
「イロモノかと思ったらなかなかやるね、だってさ」
「い、いやイロモノってさすがに失礼じゃ」
別にタニヤをかばうつもりはさらさらないが、さすがにいきなりイロモノ扱いはあんまりじゃなかろうか。そう思って言っただけなのに何が気に入らなかったのか、夢想はぷぅっと頬を膨らませてそっぽ向いてしまった。え、僕何かまずいこと言った!?
「いいわよ、どうせ清明は女の人には甘いんだもん、だってさ。どうせあの人がちょっと露出高いからってデレデレしてるんでしょ、なんだって」
「え、ええ!?べ、別にそんなことないよ!」
「どうだかね、だって。ふんっ!」
…………嫌われたらどうしよう。いや、ホント誤解なんだけどなあ。ほんとほんと。ちょっと胸のあたり見たとかそういうのは決して否定しないけどいやでもそれぐらいは気づいてほしくなかったというか気づいててもノーカンにしてほしかったといいますかだって僕だって男のはしくれですし、ねえ?
「俺のターン、ドロー!手札のレスキューラビットを召喚、効果を使ってデッキのジェムナイト・サフィアを2体特殊召喚する」
そんな僕の沈んだ気持など知ったこっちゃない、という顔をした首から笛を下げたウサギがぴょこぴょこ跳ねてきてフィールドの真ん中で笛を吹くと、その音につられた水で楯を作ることができるジェムナイトの戦士が寄ってきた。
レスキューラビット
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ