第35話 修学旅行のその前に−その2−
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
さて修学旅行は京都に決まった。
色々言いたいことはあるけれど、決まったものは仕方がない。原作通りといえばその通りだしな!
と言っても、3歳の時に生まれた村で書いた原作についてのメモ書きは失われ、月村の家に拾ってもらった後に書いた2度目のメモ書きは都合4年近く、原作のマンガもその派生の二次小説も読めず、前のメモ書きを失くした状態で書いたので、かなり穴空き状態だったりする。
「木乃香の魔力を狙って強硬派が襲う」「目的は封印されたスクナだがエヴァにとどめを刺される」「犯人は4人組でフェイトと魔法使いを恨んでいる陰陽師と小太郎とバトルジャンキーの神鳴流二刀流剣士」「本山はフェイトに襲われ軒並み石化」「宿でネギが仮契約騒ぎ」「宮崎が読心のアーティファクトを得る」これくらいだ。
木乃香については真の実力を出せばフェイト以外はどうにでもなる、ハズ。スクナについては木乃香が攫われなければ問題なし。最悪、エヴァなら倒せる。犯人というかこの場合実行犯というのが正しいんだろうが、フェイト以外は問題ないだろう。慢心かもしれんがそれだけの努力はしてきたつもりだし。本山についてはどうしようか? 助けるべき何だろうが、正直、詠春殿に助ける価値があるかどうか? むしろ、この辺は中部魔術協会の意向に沿うだけにしよう。ネギの仮契約騒ぎは、ネギが気に入らないとか原作ブレイク云々ではなく、一魔術師として一般人をこちらに引き込む行為は防がないとなぁ。特に宮崎は破格のアーティファクトを得るし。ばれたら裏の関係者に誘拐されかねん。
どうするべきなのか。ホント頭が痛い。
☆ ★ ☆
とりあえず、悩んでいても仕方がないので月村の家に連絡報告。
今回は麻帆良市を出て京都で問題が起きそうということで、協会の幹部の方達も事前に月村邸に来てもらっている。
なお、わざわざ月村邸に来てもらっいるのは、オレと月村姉妹のデバイスを介したネット通信により、麻帆良の魔法使いの電子精霊に盗聴されないようにするためだ。
一通り現状を話すと皆渋い顔だ。
4月21日(月)から4月25日(金)の修学旅行中の5日間、本山からの指令で怪異退治や再封印、封印の確認などの退魔行で日本全国あちこちへ行かされるらしい。
オレから報告されて軽く調査すると、ご丁寧に詠春殿に近い関東恭順派しかほぼ京都に残らないとのこと。他に残るのは中立派の中で特に考えがあって中立となっているのではなく、何となく或いは事なかれ主義の末に中立派と目されている人ぐらいらしい。
主義主張で実力を分けるわけではないけれど、あまりにも人を減らしすぎだろう。
そりゃぁ、フェイトに本山を制圧されるわなぁ。
当然ネギの特使云々の話しも、長
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ