暁 〜小説投稿サイト〜
寄生虫器官汚染
夜の魔女は夢々の闇へと消える

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思考回路
僕の脳味噌
やわらかくて
やさしくて
手で潰すと
すぐ壊れちゃう
それなのに
彼女は潰す
淡々と軽々しく
無表情なままで
潰す潰す
他人のを
潰す潰す潰す
僕は焦った
彼女の行為に
とても印象に残った

思考回路
潰す潰す潰す音が
生々しく淡々と
潰す潰す潰す潰す
彼女の手
汚く穢れていた
それでも彼女は潰す
手をお構いなしに
僕の目線に向けることもなく
ただひたすら潰す
脳味噌ぐにゃり
他人の死人の脳味噌
そこら辺の頭をもぎって
自分の手でひたすら…
僕は困る困る
彼女をどうしようか
僕の頭も殺られてしまうのか

思考回路
楽しい楽しい
なんとも言えぬ爽快感
私の手が脳味噌だらけ
舐めるとカニ味噌みたい
美味しい美味しい
知らない知らない
内心では笑ってる
あの子は何処の子?知らない子?
あの子の目線が痛い
私なにかしたのかしら
掌で潰す潰す
あの子に向けて
他人なんかどうでもいいの
美味しければ問題ないの
間違ったことなんてしてない

思考回路
あの子の顔は恐怖で満ちてる
私の顔を覗きながら
それでもひたすら潰す
私の内心のために
邪魔くさい目線
いっそあの子も食べてしまおうか
可哀想可哀想
あの子の恐怖
私の大好物

思考回路
僕はもう何も視ない見えない
彼女のことほうっておけない
でも逃げ出したい
彼女彼女
汚い汚い女の子

思考回路
目が覚める
明るい景色
汚い汚い女の子?
彼女彼女?
どこ?
僕の脳味噌ぐにゃり

思考回路
残念残念
この子じゃ可哀想
幼い顔立ち昔の自分
夢から夢へとだしてあげる
私の脳味噌
暗い景色
変わり果てた空間
臭い臭い掌
醜い汚いあの子の目線
これはもう終わり
ここからだしてあげる
悪夢は終わり
もう私のなかを荒らさないで
迷子の迷子

思考回路
紡ぎだした夢はもう終わり


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