戦闘校舎のフェニックス
第19話
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二日目の午前中は勉強会だ。
悪魔とその周りの情勢などをイッセーとアーシアに教えている。俺は基礎的なものは把握済みだ。
アーシアも聖女と言われたシスターだっただけに把握していることも多かった。
逆にオカルト側とは無縁だったイッセーは覚えることが多すぎてついて行くのに必死だ。
一通り教えたところで祐斗がイッセーに問題を出す。
「それじゃ、教会の天使の最高位の名とそのメンバーは?」
「『熾天使』でメンバーは、ミカエル、ガブリエル、ラファエル・・・う、ウリエルだ」
「正解。じゃあ、次は僕たち悪魔のトップの『魔王』さま方、四大魔王さまの名前をいってもらおうかな」
「それなら大丈夫だ。ルシファー様、ベルゼブブ様、アスモデウス様、そしてレヴィアタン様だ」
天使の方は危うかったがこっちは問題なさそうだ。さすがに自分のトップが分からないというのは問題があるしな。
「それじゃ次はイッセー君が苦手な堕天使の組織の名とそのトップ、幹部のメンバーを言ってもらうよ」
「う・・・中枢組織を『神の子を見張る者』で総督がアザゼル、副総督がシェムハザ。ここまでは大丈夫だ。後は・・・えっと・・・アルマジロ、バラキエル、ベヒモス、タミフル・・・・コ、コカイン?」
バラキエルはあっているがそれ以外の間違え方が絶妙だな。
「アルマロス、バラキエル、タミエル、ベネムエ、コカビエル、そしてサハリエルだよ。この辺りは常識だからしっかりと覚えておいてね」
◇◆◇
次は元シスターのアーシアが『悪魔祓い』について説明をしてくれる。
「では、僭越ながら私、アーシア・アルジェントが『悪魔祓い』について説明します」
イッセーが拍手を送り、それに赤面している。
「コホン、えっと、私が以前所属していた悪魔祓い組織には二種類の悪魔祓いが居ました」
「二種類?」
「はい、一つはテレビなどで見る『表』の悪魔祓いです。聖書を読み、聖水を使い人々に入り込んだ悪魔を払う悪魔祓いです。そしてもう一つの『裏』の悪魔祓いが悪魔にとって脅威となります」
アーシアは説明を続ける。
「イッセーさんも会ったことがあります。主の加護、もしくは堕天使の加護を得た悪魔祓いです。受けた加護の力を使い、驚異的な身体能力と光を駆使して悪魔を滅ぼしてしまいます」
真っ先に思い浮かぶのがあの神父、フリードだ。アイツは俺と祐斗に固執しているからいつか現れるだろう。前は、祐斗と二対一で戦ったおかげで勝てたが、タイマンだと如何なっていたか。次現れるまでに力をつけておかないといけない。
「次に聖水と聖書の特徴をお教えします。まずは聖水ですが、悪魔の方が触ると大変なことになります」
「そうね。アーシアも触っちゃだめよ。お肌が大変なことになるわ
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