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異世界からチートな常識人が来るそうですよ(タイトル詐欺)
第二十話 無題 って書けたら楽だな
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「何が?」
「ウオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオオオ!!!!」
刹那、剛腕が前方の馬車を吹き飛ばす。馬車をバラバラに吹き飛ばしたのは、身の丈十メートルもの――――人間。
「きょ、巨人族!? どうしてここに!?」
「ウオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオオオ!!!」
巨大な腕で馬車を叩き潰そうと突っ込んでくる。女性店員は薙刀を構えるが体格差的に絶望的だ。が、
「ギャッッアアッ!!?」
「………え?」
突如巨人族の体が止まり、藻掻こうとした瞬間、バラバラに切断された。
「ごめん遅くなった」
そう言って証が目の前に降りてくる。その姿は血塗れになっており、その背には一本角の白馬―――ユニコーンが背負われている。
「っ、貴方! 今までどこにいたのですか!!」
「ごめん、あっちでも襲われてたしさ。―――まだ来るよ」
「ウオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオオオ!!!」
「っ、まだ来るのですか!?」
「邪魔だ」
ひゅん。と見えない一閃が巨人族を両断する。しかし、前後左右から黒い装束を纏った巨人族が同時に襲い掛かってくる。明らかに別格の雰囲気を持っている。先程の巨人族とは比べ物にならない速さで剛剣を叩きつけてくる。
「治療しないといけないから早めに終わらしてもらう」
剣を蹴って躱す流れで巨人族の首を刈り取る。その勢いのままククリナイフを投擲して他の巨人族を串刺しにする。
「っ!!?? ………ウォオオオオオオォォォォ!!」
瞬く間に仲間が2体殺されたことに動揺した巨人族を、構わず証は残りの2体を焼き払った。
「すいません、けが人の方を治療するので手伝ってくれませんか?」
「お、おう。無事な奴は馬車を動かして助けろ! それと"二翼"に連絡してくれ!」
『その必要には及ばない』
その場を巨大な影が覆い、グリフォンが数体降りてくる。これでひとまずは安心なのだろう。獣人の商人もホっとしたように笑い合っている。
そんな中、女性店員は先程の戦闘に愕然としていた。
(まさか、これほどの強さとは………!?)
ペルセウス戦では支援に徹していたため実力は分からなかったが、四体もの巨人族を瞬殺するほどの実力とは思ってもみなかった。
『して、そちらの方々は?』
「おお、そういえばコミュニティも聞いてなかったな。そちらのコミュニティは?」
「"サウザンドアイズ"の特使です。こちらは護衛の"ノーネーム"風舞証です」
「さ、サウザンドアイズ!? "龍角をもつ鷲獅子"連盟への特使ですか!?」
「そうです。できればよいのですが運んでもらいたいのですが」
「
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