第120話 竜の遺跡
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転がっていた。
ショ「も、もしかして、これ・・・」
エ「竜の骨、か・・・?」
恐る恐る街の中へ入り、巨大な白い塊に近づいて見上げる。間違いなく、骨だ。
リョ「歯の形や爪の形からして、本物の竜の骨に間違いねぇな。しかも、かなり昔のものだぜ。」
リョウはどこかの化石発掘者のように語る。自分の背丈より遥かに大きい。まるで摩天楼みたい。
シャ「こんなものが街の至る所に落ちているなんて、ここに住んでいた人たちは何とも思わなかったのかしら?」
シャルルの言ってる事が正論だと思う。ふと街を見渡すと、かなり目立つ建物があった。
ユ「もしかして、あれが竜狩りの本部?」
フ「もしかしてじゃなく、絶対そうだな。」
街の中心に建っている灰色の壁の建物。外見はかなり小さい。
ショ「たぶん、地下とかにたくさん部屋があるんだろうな。」
マ「あそこに、ナツやウェンディやガジルが・・・」
その時、ドガガガァァァァァン!!と凄まじい勢いで建物の木の扉が壊れた。中から炎が飛び出してくる。って、
ハ「もしかして・・・!!」
中からやって来たのは口から炎を噴出したまま猛ダッシュしてるナツと、その後ろを必死に追いかけるガジルと、ガジルに腕を引っ張られているウェンディが出て来た。
マ&ハ&フ「ナツゥ〜〜〜!!!」
グ&ユ「ガジル!!!」
シャ「ウェンディ〜〜〜!!」
ト「ウェンディさ〜〜〜ん!!」
3人は私たちに気づくと急停止した。
ナ「お前等かっ!!ここどこだ?つーか何だこのバカデカイ白いのはっ!?」
ナツが腕を上下左右に振り回す。ガジルとウェンディは隣で息を切らしていた。
ショ「この白いのは、たぶん竜の骨だ。」
ナ&ウェ&ガ「!!!???」
3人とも呆気に取られて返す言葉も出ない。驚くのも無理も無いね。
ナ「ま、まさか、イグニール・・・」
ガ「メタリカーナ・・・」
ウェ「グランディーネ・・・」
リョ「大丈夫だ。俺の目が正しければ、ここにある全ての骨は7年以上前のものだ。お前等の親の骨じゃねぇよ。」
リョウの言葉にほっとため息をつく3人。
ル「で、何があったの?」
ナ「そうだった!何か変なやつらが俺たちの力をエネルギー源にするとかどうとか・・・」
リュウさんが言ってた事は本当みたいだね。すると、
リュ「やれやれ、とんだ邪魔者が乱入しちまったな。」
全「!!!!!」
驚いて振り返ると、竜狩りの5人がいた。
リュ「火竜(サラマンダー)と天空の巫女と鉄竜(くろがね)のガジルをこちらに渡せ。」
私たちは3人を守るように立つ。
エ「貴様等は私たちのギルドの仲間を傷つけた。それは私た
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