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舞台神聖祝典劇パルジファル
第一幕その十一
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こう言うのであった。
「それとも主に導かれることなく去ることになるのか」
「しかし私は」
 だがここで王は項垂れて父王に言葉を返した。
「父上、どうかもう一度」
「どうしたというのだ?」
「この務めを果たしてくれぬでしょうか」
 これが彼の言葉だった。
「どうか私に代わって」
「それは何故だ?」
「私はもう生きることを望んではいません」
 顔を俯けさせての言葉だった。
「ですから」
「それはできん」
 しかし王の返事は悲しいものだった。

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