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友人フリッツ
第一幕その二
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いか」
「君のね」
 二人はこう彼に言うのだった。
「君の四十歳のね」
「自分の誕生日を忘れてしまっていたのかい?」
「ああ、そういえばそうだったね」
 実際に言われて思い出した彼だった。

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