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至誠一貫
第一部
第四章 〜魏郡太守篇〜
四十一 〜至誠一貫〜
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 だが、我が旗と言えば、これ以外には考えられぬからな。



 数日後。

「歳三殿、如何ですか?」
「良い出来映えだ……本当に、良い」

 出来上がった牙門旗が、城門に立てられた。
 『誠』の文字が、日の光に反射して煌めいている。

「改めて、我が軍の船出だ。皆、頼む」
「御意!」

 牙門旗の前で、皆と共に、誓いを新たにした。
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