暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
お遊び〜
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「マジか・・・!?」

擬音と迷切を同時に抜き、両方の斬撃を受け止める。


「ぐっ・・・らぁっ!」

気合いで押し返し、片方の影を蹴り飛ばし、一対一に持ち込む。

「おい!何なんだお前は!」


「・・・」

「・・・喋れないのか答える気がないのか・・・」




とにかくあっちが敵対心剥き出しなら応戦せざるを得ない。擬音と迷切を交互に繰り出し、手数で押す。


「押し切ってやる・・・!」

・・・だが、影が退いた。代わりに背後からさっき蹴り飛ばしたもう一人の影が剣を二本持って突撃してきた。

「二刀流か!」

敵の連撃を裁き、打ち合う。・・・ふと感じたが・・・何処かでこの動きを・・・


「(ギャリィッ!)うっ・・・と!」


二人がかり、計三本の剣が迫る。葬解も防御に使って防ぐが・・・ちょっと体力がなくなりそうだ。

「(咸掛法を使う余裕もないしな・・・)」

どのみちこのままじゃじり貧だ。・・・一発に掛けるか。

「そ、ら!」

相手の身体を蹴って背後に跳び、擬音を地面に突き刺し、迷切の鞘を手に持って刀を鞘に収める。

「最悪でも一人は沈める・・・!」


刃に気を流し込み、わざと反発するように魔力を鞘に流す。まずは厄介な二刀流を潰す!

「ふぅぅぅ・・・」

息を吐き、極限まで集中。射程圏内に入ったら全力で切り捨てる・・・!そして影達が振りかぶり、突撃してくる。俺は腕に力を籠め、迷切を・・・



「まって、お兄ちゃん!!」

「兄さん、そこまでです!!」



カキン!!

・・・不意に誰かが割り込み、影の動きを止めた。・・・その誰かは・・・

「ヒュー!?」

「まったく、世話が焼けますね・・・」

ヒューバートだ・・・じゃあこっちの金髪の少女は・・・

「リーファ・・・直葉か!?」

「うん、そうだよ」

「どうして二人が・・・って余所見をするな!そいつらは・・・!」

「リョウ兄さん、よく見てください。本当に彼らは敵ですか?」

「何を言って・・・」

その時、“影”が喋った。

「ヒューバート、リョウって・・・」

え・・・この声は・・・

「アス、兄・・・?」

そう認識した瞬間、靄が消え去り、相手の姿は鮮明になる。そこにいたのは・・・

「あ・・・リョウ!?」

「あ、アス兄!?それに、和人!?」

「亮・・・!?」


「やっぱり。遠目で三人が戦ってたからおかしいと思ってたんだ」

「・・・スグ、これはどういう・・・」

「ていうか兄貴はなんでSAOのアバターなんだ?なのに直葉はリーファだし・・・」

「待ってください。まずは落
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