第二十五話 凶器贈呈
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くの船を見つめる北斗。
「どうしたんですか?」
「いや・・・着の身着のままも悪くないと思ってな・・・」
漁師の仕事を見物する北斗。あんな風に気ままに過すのも悪くないそう考えたその時だった。
「ほぉ・・・力の事しか頭に無い羅刹一族の者がそんな考えになるとはな〜」
「ん?」
北斗が振り返った瞬間小さな子供が立っていた。しかも凄い上から目線である。
「誰だ?てめえ・・・」
「ほぉ・・・いい度胸だのお主」
子供に向かって思いっきりガン飛ばす北斗とそれに応じる少女。
「うわああ!二人ともストップストップ!」
キャロが間に入ることで一触即発は免れた。
「テメエなにもんだ・・・」
「まぁ・・・良いではないか羅刹の者よ・・・白凰の龍・・・主は・・・そいつの力が欲しくて着たのか?」
「・・・下らん・・・俺はガセネタには興味ない・・・ここに来たのは知ってる顔に無理矢理来させられただけだ・・・」
「ほぉ・・・主の中にも龍は居るようだな・・・良く奴がお主如きに者に従ったな・・・」
「・・・大きなお世話だ」
少女から上から目線で黄竜のことを言われ北斗がカチンとした。このままだと本少女の事を撃ちかねないのでキャロが少女から北斗を連行した。
「いや!その!私たちこれから宿に行くので!それじゃああああ!!」
北斗の事を連行するキャロ。
それを見送った少女・カグラは・・・
「ふ・・・羅刹の者にしては面白い奴だったな」
そう呟くと異空間に消えていった。
「もう!北斗さん子供相手に大人気ない・・・後に引かないでくださいよ・・・」
「ふん・・・ムカつくことは忘れる主義だ」
「あぁそうですか・・・それじゃいきましょう♪『パパ』」
「ゾクゾク!!」
この瞬間思いっきり北斗の身体に蕁麻疹が走る。
完全に硬直している為キャロに首根っこ引っ張られながら民宿タケダに連行された北斗だった。
余談だがこの後北斗は本当にカグラの事を忘却の彼方にやってしまったためカグラに関する記憶は一切無かったのだった。
黄竜が眠る空間
『・・・・・・・・』
北斗に呼び出されていないのでいつもどおり黄竜が眠っているその時何か強大な力を感じ取り目を覚ました。
すると
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
黄竜の目の前に龍の姿が・・・
『主が・・・黄竜か?』
『?』
自分の事を知っているような龍に対し黄竜はとりあえず警戒を解くのだった。
『お主・・・何故あやつについていった』
別に関係の無いと言った表情で目の前の龍を見つめる黄竜。
すると目
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