第四十四話 黄金の輝き
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作が非常に難しく感じられる。元々OSや機体の設計を含めてキラ・ヤマト個人に合わせた設定をしているため、反応が良すぎるのだ。
機敏に反応するこの機体は、例えるならキーボードを押すどころか触れる程度でその文字が反応する、遠隔操作で動かせる手があったとすれば、それで卵を掴もうとするとどれだけ繊細に扱おうとしても卵が割れてしまう、というレベルなのである。
いくらイライジャが成長したとはいえ、このような機体は荷が重い。いや、こんな機体はキラ・ヤマト本人を除いて誰もまともには扱えまい。そう感じさせる程度にはイライジャはこの機体を操作していた。
「漸く降りれるか……」
大気圏を突破し、雲の上ではあるもの、もう少しでオーブにたどり着くであろうという所まで到着する。若干ルートからは外れてしまったものの、アークエンジェルが潜んでいるであろう場所までたどり着くことが出来た。
「こちら、サーペントテールのイライジャ・キールだ。依頼通り、キラ・ヤマトにMSを持ってきた。着艦の許可を願う」
そうして彼は艦に着き、MSから降りるが思わずへたり込んでしまう。だが、そう悠長にしている暇もない。
「悪いんだが、余ってるMSはないか?もし良かったら貸してくれ。俺も劾を援護しないと……」
イライジャは先に直接戦場に向かった劾が心配で出撃しようとする。それを聞いたエリカが少しだけ逡巡して少しでも戦力が増えるならと考えて言う。
「一機だけあるわ、こっちに来て頂戴」
そう言われてついて行く。アークエンジェルの入ってきた方から反対側の格納庫にあるのだろう。それなりの距離を歩く。
「これは……!」
そうして見せてもらった機体はストライクルージュだった。
「パーソナルマークは剥がしてるけどOS自体はそのままだからカガリに合わせた調整になってるわよ?それでも良いならこれを貸すわ?」
貸してもらえる機体が予想外のものだった為、思わずたじろぐイライジャ。本人としてはM1アストレイ位のものだとばかり思っていたのだがまさかこんな機体が貸し出されてるとはと思いつつも、貸してもらうことにする。
「あ、ああ―――構わない。OSに関しても、俺の機体のデータを持ってきてるから差し込めばそう時間は時間はかからないはずだ」
そう言って、彼はストライクルージュに乗り込む。イライジャも傭兵サーペントテールとして戦場に介入する。
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