ど忘れ×ポンズ×試験
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「ふむ…………何か有ると思うのだが…………少なくとも、食料の補充は有るだろう」
持ってきていた食料でなんとか飢えをしのいだが、流石にそろそろきつい。
「そうだな」
少なくとも、もうすぐ、食料が切れてしまうのだから、どうにかして欲しい。
「やっふぉ〜」
「ユウキか…………」
顔を上げるとユウキの真紅の瞳が見える。やはり、これはカラーコンタクトでは無く、緋色の瞳なのか?
しかし、常時発動した上にいままで生き残っているなど…………有り得ない。だが、あの実力が有れば例えA級の幻影旅団だとしても…………いや、後で聞けばいいな。
「おい、早くこれを外しやがれ! 俺達はハンター試験をしているんだぞ!!」
「あっ、安心して良いよ。もう、残ってるのはシュテル先生、ポンズ、ヒソカ、イ…………トゲトゲ、ハンゾウ、ポックルしかいないし、合格出来ないよ」
「え?」
「それ以外は全部、ボクとポンズでプレートを奪ってあげたから。後は君達の四人分でギリギリかな」
そう言って、草の上に大量のプレートを捨てた。
「なるほど…………つまり、ヒソカがやっていた試験管ごっこをユウキもするのか」
「かな? まぁ、あっちよりは君達の実力を伸ばしてあげるから良心的だよ」
「しかし、ユウキに得はあるのか?」
私達を鍛えるだけ鍛えて、試験合格の為のプレートまで用意するとは、必ず裏があるはずだ。
「そうだぞ!」
「それは俺もわかんない」
「得は有るよ。ゴン君やキルア君にはそのお父さんと伝手が出来る。レオリオさんとクラピカさんは…………ついで?」
この内容は本当かわからんな。十中八九嘘……いや、出来ようが出来まいがどうでもいいと思っているのだろう。
「ついでかよっ!!」
「まぁ、本音はヒソカに殺されて欲しく無いからかな。あの変態に目を付けられたら、平穏無事な世界とは終わりだよ?」
「「「「確かに」」」」
一定期間が過ぎたら襲ってきそうだな。ちょっと前に森であったが、あの時はなんとか逃がしてもらった。
「っと、それはいいとして…………食料だけど、今から放つから頑張ってね」
「ん? 放つだと…………」
「うん。先ずは…………これだね」
ユウキがそういった瞬間、草の上に大きな4匹の蛇が現れた。おい、何もない所から出したぞ。いったいどうなっている!
「おい、何だよあれ…………」
「火を吹いてるよ!!」
「スゲー、あっちは水を出してるぜ!」
「毒も有るけど、たいした事も無いから頑張ってね!」
そして、ユウキは消えたが、アレは…………まさか、あの魔獣か?
「何だあれ?」
「おそらくだが、ドラゴンスネークと呼ばれる蛇
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