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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第41話 指輪の秘密
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更に細部にまで判る事もあるだろうけど。生憎、オレは細かな所までは覚えてないからなぁ……」
キリトは、頭を掻きながら苦笑いをしていた。それを訊いてシリカは リュウキが来ていない事に漸く気づいた。いつも、キリトとリュウキは一緒、だと言う印象を勝手に描いていたから。
「あれ……? そう言えばリュウキさん、は……?」
「ああ、アイツなら『説明だったら、キリトがいれば十分じゃないか?』と、言って部屋から出てこなかったなよ。色々と説明を、とも思ったんだけどな」
キリトは、そう言って苦笑いをしていた。
「……そうですか」
シリカは、この時少し残念だった。確かにキリトが来てくれた事は嬉しい事だし、正直、残念だとは思いたくない。
(―――でも、リュウキさんともお話したかったなぁ)
そう、シリカは思っていたからだ。お礼を言うべき相手は、キリトだけじゃなく、リュウキもだから。
「あっ……あたし、ちゃんとお礼を言わないと……」
キリトの方を向いて頭を下げた。
「あのっ、頂いたアイテム……確認しました。あんなに高価なものを無料だなんて……」
「ああ、本当に良いって良いって。 装備が余ってたって言うのは本当だし」
キリトは両手を振っていた。
「それでもっ……凄い装備ばかりだったし……リュウキさんのあのリングもそうだし」
「はは……、まぁ それは確かにオレも思うよ。あんなレアなアイテム オレも滅多に見ないしな」
キリトもリュウキのあのアイテムには、当初は驚いたものだった。そのアイテム自体はは、前々から知っていたものであり、β時代にも、半ば伝説となっていたアイテムでもあった。第1層の時点で行わなければならないクエストだから、取れる者など殆どいなかったからだ。
何故なら、その難易度は正に理不尽としか言えない程のモノだから。
最早、クリアさせない様に設定になっているとしか考えられないから。β時代、プレイした時は蹴散らされた記憶がある。即ちあのアイテムを手に入れるのは実質。
「無理げーなんだよ。あの時点で、あのアイテムを入手するのは。でも アイツはやっちゃってるからなぁ……。はぁ、ほんと一体どうなってるんだか」
リュウキの事はキリトも、お手上げと言わんばかりに言っていた。
「はぁ……」
キリトの言葉を訊いて、シリカはきょとんとしていた。キリトの実力は十二分に見たと思う。助けて貰った時の事は、ピナを失った間もなかったから、はっきりと見ていなかったけれど、襲ってきたドラゴンエイプは3匹。つまり3匹モンスターを一瞬で葬った事は間違いない。それも この層のモンスター最強種を3匹も、だ。
それを改めて考えたらやはり、実力はかなり高い。あの後の表情は、余裕そのも
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