暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第41話 指輪の秘密
[4/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
だろうけど、それだけが聞こえてくる。
「―――……う〜ん、寝られないなぁ……やっぱり」
シリカは、どうしても意識を手放す事が出来ず、再び上体を起こした。
そんな時だ。
“コンコンコン………、と自分の部屋の扉からノック音が聞こえてきた。はっきりと部屋の中に聞こえてくるのだからこれは、気のせいじゃない。ドアを透過する事ができるのは3つしかないから判りやすいのだ。
「ひゃぁっ!」
色々と考えていた時に突然、音がなったから、シリカは驚きながらドアの方を見ていた。
『あ……シリカ、ごめん。寝てた?』
その声から どうやら、扉の向こう側に居るのはキリトのようだ。
「き……キリトさんっ?」
『ああ、47層の説明を忘れてて……明日にしようか?』
シリカは、それを聞いて 内心とても嬉しかった。自分もキリトと話をしたかったからだ。ベッドから降りると、ドアへと近づく。
「良いですよっ! あたしも色々聞きたかったところで……っ」
シリカは、ノブに手をつけたその時、気が付いた。今の自分自身の姿に、だ。……今は寝るときいつもなっている下着姿。あられもない姿だ。 今、このまま扉を開けてしまえば……?
「〜〜〜〜ッ///」
正気に戻った、シリカは 慌ててキリトに待って欲しいと伝えると、素早く装備ウインドウを呼び出していた。
その後、シリカは、暫くキリトと目をあわせられなかった。
その間に、キリトは部屋に備え付けてあるテーブルを準備、そしてアイテムを準備していたんだけど、シリカの表情に気が付いたんだろう。
「……ん? どうかしたのか? シリカ」
「ひぇっ!? な……なんでもないですよっ!」
慌てているように見えるが、とりあえずキリトは進めた、テーブルの上にアイテムを置いた。そのアイテムは水晶球だ。それはまるで光を放っているかの様に青く輝いている。
「わぁ……綺麗です。なんですか? それは」
シリカは、恥ずかしさをすっかり忘れ、思わずそう呟いて聞いていた。
「これは、《ミラージュ・スフィア》って言うアイテムだよ」
キリトが水晶を指でクリックするとメニューウインドウを呼び出す。そして、手早くOKをクリックすると……球体が青く発光し、その上に大きな円形のホログラフィックが出現した。どうやら、アインクラッドの層ひとつを丸ごと表示しているらしい。街や森、木の一本に至るまで微細な立体映像で描写されている。システムメニューで確認できる簡素なマップとは雲泥の差だ。
「うわぁぁ……」
シリカは、夢中で青い半透明の地図を覗き込んでいた。目を凝らせば、そのリアルな風景に人が行き交うところまで見れそうな気がする。
「まぁ、今、リュウキもいたら
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ