ポンズ×ト×試験
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「どうする?」
「ちょっと待っててね」
私は皆に偵察に行かせ、道を判断し、問題は無かった。
そして、最後の問題。
『ここが多数決の道、最後の分岐点です。心の準備はいいですか? ○→はい ×→いいえ』
もうここまで来ると皆、余裕の表情を浮かべて思い思いに聞いている。ここまでくるのは直通ルートだし、ここが最後の関門となればこの試験は突破確定だから。当然皆が○を押し、像がまた話し始めた。
『それでは扉を選んでください。道は2つ…………5人で行けるが長く困難な道…………3人しか行けないが短く簡単な道。ちなみに長く困難な道はどんなに早くても攻略に45時間はかかります。短く簡単な道はおよそ3分ほどでゴールにつきます。長く困難な道なら○ 短く簡単な道なら×を押してください。×の場合壁に設置された手錠に二人が繋がれた時点で扉が開きます』
「五人か二人か」
「ここは五人だな」
「時間もあるし、それで良いんじゃないか?」
「ん…………」
壁をこんこんと叩いてみる。師匠の師匠は道がないなら作れって言ってたわよね。これくらいなら、楽勝ね。
「五人の方を開けましょう」
「おう」
「ああ」
開けた瞬間、私は壁に向かって、皆の毒を浴びせて溶かし、短くて早い道に入って進んだら簡単に着けた。
「ふぅ、これで終わりね」
「ああ」
「それで…………って、なんじゃこりゃッ!?」
そこに映し出されたのは、キッチンや冷蔵に沢山のテーブル。
「これ、美味しいね。おかわりちょうだい☆」
「どうぞ」
「こっちもよっ!」
「うめぇぜ。この寿司は良いもんだ」
試験をクリアーした人達がみんな楽しんで食事をしていた。
「ポンズ、お疲れ様」
「ユウキ、これは?」
「暇つぶしの料理屋だよ。あっ、メンチさんも手伝ってください!」
「仕方ないわね」
お酒もあって、飲み屋みたいな感じになっていた。というか、ベットやゲームまで売ってるし…………この人達は試験で何を…………まぁ、良いか。
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