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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第31話 ホテルアグスタ
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しれない。
例え上手く行ったとしてもそれでもバルトの過去は変わらない。
「だが話せるわけがない………話したら話したでもうアイツ等と一緒には居られなくなる………」
一緒に居られなくなる。それ自体はもうバルトも覚悟していた。だからこそ2人の為に全てを終わりにしようと明日から動き始めるのだ。
ただその日が来るまでは………
「どうすればベストなのか………くそっ、最近悩んでばかりだな………」
「あれ………?」
そんな事を考えているとユーノが入り口前で立っていた。
「どうしたユーノ?」
「バルトさん、何故か防災シャッターが降りてるんですよ。機械トラブルか………?」
そう呟いて中と連絡を取ろうと回線を繋げるが誰も出ない。
「!?ユーノ来い!!」
「えっ!?バルトさん!?」
シャッターが降りて行く中、シャッターへ突っ込むバルト。
いきなりそんな行動に出たバルトに驚いたまま見ているだけのユーノ。
「おおおおおお!!」
もう普通に立っては入れないほどシャッターは下がっているのにも関わらずバルトは突っ込む。
「バルトさん危ない!!」
「今!!」
そしてシャッターが完全に降りる直前にバルトはスライディング。
二塁へ盗塁を決めた野球選手の様に見事なスライディングを見せつけた。
「ユーノ!!」
『バルトさん、何て無茶を………!!』
「それより敵が来るぞ!!外の部隊の連中に伝えろ。それとこのシャッターをどうにかしてくれ!!」
『それが………このシャッターを操作出来るのは中のコントロール室だから外からじゃ出来ないんです!!』
「破ることは!?」
『対魔法対策として魔法に強い金属や補強を施しているので魔法で破るとなるとかなり時間がかかります!!質量兵器で破った方が速いです!!ですが………』
「準備するにも時間を喰うか………直接コントロール室に行くしかないか………」
『コントロール室はホテルの25階です。だけどもし不具合じゃなくてコントロール室が敵に完全に掌握されているとなると………』
「エレベーターを使っちゃ駄目って事だな。了解した。ユーノは出来るだけ早く中の様子の把握を!!」
『待ってバルトさん!!』
早速行こうとしたバルトをユーノが止めた。
「何だ!?」
『外からだとシャッターを通して念話等魔法での通信や転移は全て遮断されてしまうのでこうやって直接話すか通信機を使うしか連絡をとる方法がありません!!』
「何だと!?………ったく、分かった。通信機も見つけられたら見つける。じゃあ行くな!!」
そう言ってバルトは駆け出した。
「………お願いしますバルトさん」
「これでホテルに居る人間全てか?」
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