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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic9 誰?…黒宝石の魔法使い
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ね。」
『ベルフェゴール、ここが俺の故郷だけど…本当に大丈夫なんだろうな?』
「はい、ホムンクルスの増殖につきましては私におまかせを。」
赤茶けた大地に二十数名の人型ホムンクルスが、まるで家族の様に寄り添い暮らしている世界の一角…今ベルフェゴールら三人は、そこに来ていた。
彼は、聖書に偽装した魔導書とは別に用意した、妙にドス黒い色の魔導書…『ネクロノミコン』を使い、ホムンクルスの増殖に着手しようとしているのだ。
ちなみにこのネクロノミコンこそ、魔導士特務機関『エーテル』とベルフェゴールが争うきっかけとなった書物であり、先程カラミティドラゴンに与えたホムンクルスの肉体を造る時に使用した魔導書でもある。
「ベルフェゴール、俺の仲間に下手なまねしたら…どうなるかは、わかっているな?」
「心配には及びません、カラミティドラゴン…いえ、今はゼロと言うべきでしょうか。」
今ベルフェゴールに意見した、パワードタイガーの横にいる男…そう、彼こそホムンクルスの肉体を得たカラミティドラゴンことゼロである。
キリッ細いとしたマスクにニヒルな口元、銀色のショートヘアーに真紅に燃える様な瞳、そして細身の体つきからにじみ出る邪悪なオーラ…まさに、暗黒の化身と呼ぶにふさわしいたたずまいである。
『主、心配しなくともベルフェゴールは嘘は言いませんから。』
「それに、私としても彼らがこのまま滅びるのを指をくわえて見ている訳にはいきませんので。」
「うむ…それを聞いて安心した。汝なら残された我が仲間を任せてもよさそうだ。」
『ベルフェゴール、ゼロの事は俺に任せてくれ。絶対に守ってみせるぜ!』
「それは心強い。では、後の事を頼みます。」
ベルフェゴールは大地に手をつき、二人の足元に転送の魔法陣を展開させると
呪文を詠唱し、二人を元の世界へと戻した。
そしてベルフェゴールはホムンクルス達の方を向くと、にっこりとほほえみ彼らに話しかけた。
「では皆様、早速始めましょう。この世界を…そして未来をバラ色に明るくするために…!」
二人が元の世界に戻ってから数日後の朝、深く霧が立ち込める中ゼロは洞窟の入り口に立ち軽く深呼吸すると、ズボンのポケットから一つのリングを取り出しニヤリとほくそ笑んでいた。
そのリングは、別世界のライダー…仮面ライダーウィザードの使うフレイムドラゴンリングに似た形をしているが、魔法石自体は黒く邪念に満ちており、使われている台座も欲望をかき立てる程にまぶしい黄金で出来ている。
そのためなのだろうか、暗黒の力を たたえた非常に禍々しい力を秘めていた。
『ふわぁ〜…お、主。朝から早いですな。』
「パワー
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