暁 〜小説投稿サイト〜
嫌い。
第3Q「彼の顔が曇ったんだ。」
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
たんだと思う。

悔しい。そう思えた。

それから毎日見舞いに行った。

でも彼女が目覚めることはなかった。

いつ目覚めるのかがわからなかった。

そんな時だった。

いつものように病室のドアを開けた。
ガラッ
「!!」

カーテンに人影のような黒い影が写っていた。
誰かいる・・・

一歩恐る恐る踏んでみると

「黒子か。」

その声で確信した。

近づいていみると赤髪の少年がいた。

「赤司君・・・いらしゃっていたんですね。」

「あぁ、事故以来こいつの顔見ていなかったからな。様子を見に来ただけだ。しかし未だに
眠り続けている・・・とは・・・」

確かに一理ある。あの事件から一週間以上経つのに目覚めません。
「早く・・・早く目覚めてくれ・・・百合羽」

そう呟きながら赤司君は彼女の手を握りしめていた。

「!!?」

意外だ。




初めていつも余裕だった彼の顔が曇ったんだ。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ