世界、崩壊〜
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・・」
「紫に頼まれて・・・一番早い私が来たんだよ。ここは私が引き受けるから、君たちは先に行って」
「け、けど・・・」
「大丈夫。ある程度したら私も退くから・・・あ、亮くん」
フェイトが俺に・・・携帯を渡してきた。
「これ・・・」
「紫から預かってきた君の携帯。今の世界の状況なら能力は使える筈だって」
「悪い・・・ここは任せた!」
「うん、任せて。スキマの近くにはやてがいる筈だから」
「わかった、サンキュな!」
俺と咲が走り出すと再び前から矢が・・・
「サンダーレイジ!!」
・・・瞬く間に落とされた。・・・すげぇ。フェイトが飛んできた方向に向かって走り続ける。
「そうだ・・・モーションキャプチャー!射命丸!」
東方の鴉天狗・・・それに姿を変え、咲を抱えて飛ぶ。
「うおっ!?」
「こっちのが速いだろ!」
「安全運転な!」
高所を飛ぶと光の雨に晒されるので、建物の間を縫うように飛ぶ。・・・と、ふと何かが聞こえた。
ガキン・・・カァン・・・
「この音・・・」
「金属音・・・か?」
一体どこから・・・そう思った時、目の前でコンクリートの壁をぶち破って建物に激突する何かが通った。
「「!?」」
思わず着地し、通った何かを確認する。砂ぼこりが引いて現れたのは・・・
「あ・・・」
「うぅ・・・あ・・・」
「愛依っ!!」
それは破壊者・・・愛依だった。咲が駆け寄り、話しかける。
「おい、愛依!しっかりしろ!」
「う・・・」
どうやら気絶してるようだ。・・・って!
「危ない!」
咲に向かって飛んできた魔力弾を弾いた・・・瞬間に高速で何かが飛んできた。
「っ!」
繰り出された何かを弾き、離脱しようとするが・・・振りきれない!?
バキィン!
「がっ・・・!?」
壁に叩き付けられ、真似が解除される。
「亮!」
「く・・・だ、誰だ・・・!」
目の前に三人の人影・・・・・・いや、コイツは・・・!
「あれ・・・誰かと思ったら」
「・・・お前たちか」
「シィ!?剛鬼!?」
「こんなとこで会うなんてな奇遇だな?少年」
「リョウコウ・・・!?」
どうして彼女達が・・・そう思った時、衝撃的な発言を聞いた。
「じゃ、そこ退いて。破壊者を殺すから」
「なっ・・・」
「何を言ってるんだよ、シィ!彼女達を殺す必要は・・・」
「ある。コイツは恋を傷付けた」
「そうだけどよ・・・だけど愛依は罪を償うと・・・」
「あー、んな面倒な御託はいいか
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