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ユーノに憑依しました
カレラに協力を取り付けました
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ムが待機している部屋まで何度も身分証明や持ち物チェックが行われやっと通された。


「初めまして、私が騎士カリムです」
「……リンディさん、この人は寝惚けてるんですか?」


 騎士カリムと名乗ったその少女はショートヘアー、と言うかシスターシャッハだろこの子。


「何か問題でも?」
「さっさと騎士カリムを出して欲しいのですが? シスターシャッハ?」
「……何処かで、お会いしましたか?」
「いいえ、初対面ですよ、お会いするのはコレが初めてです」
「……騎士カリムにどのようなご用件ですか?」


 シャッハの眼つきが更に厳しくなった……そりゃあ、こんな不振人物、リンディさんの紹介じゃなかったら近づけたくもないだろう。


「話が伝わってませんかね? 未来知識を売りに来たから高額で買い取ってくれって話ですよ、コレがその全てです収めて下さい」


 一枚のデータチップを取り出してシャッハに投げる。
 この時渡した未来知識が『ユーノ・レポート』などと名付けられて数々の事件を大量生産して行く訳だが、当時の俺は多少の悪用くらい構わんと軽く見ていた。


「検証に質問、何でもどうぞ、時間いっぱい待たせてもらいますから」
「……拝見させて頂きます、暫くお待ちください」


 シャッハが退室した後、部屋には俺とリンディさん、クロノとロッサが残った。


「……あの、そろそろ僕が何故此処に居るのか説明して欲しいのですが?」
「ああ、ヴェロッサさん、呼び辛いんでロッサと呼んでも良いですか?」
「ええ、どうぞ」

「どうも、簡単な話ですよ、俺が数十年先までの未来知識を一部持っていて、そこにロッサの名前があった、それだけです」
「僕の名前が、ですか」
「何なら見ますか? まずは自分の名前で調べてみれば良いと思いますよ?」

「……何処でそれを……と言うのは、おかしな事になるんでしょうか?」
「視りゃ早いからな、クロノ、念の為に準備しておいてくれ、俺の頭に何か制限が掛けられてるかもしれないしな」
「……話を聞く限り、ロッサが『思考捜査』のレアスキルを持っている、で間違いないんだな?」
「ご名答、ロッサの反応がおかしかったら直ぐに引っぺがしてくれ」


 ロッサが俺の頭に『思考捜査』をかけて数十分、変な拒絶反応もなく、俺はリラックスして少しでも簡単に覗ける様に心掛けた。


「……終わりましたよ、『ユーノ先生』」
「ふむ、何か分かったか?」
「……貴方の未来知識は大変危険です、貴方はそれをまったく理解していない事が恐ろしい」

「そうかい、俺はその気になれば何時でも投げ捨てられるからな、それで? 俺には何故ロッサが騎士カリムの義弟なんてやってるか知らないんだが?」
「……それは
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