暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
血は水よりも濃く、憎悪は愛さえも凌駕する
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「ああくっそ・・・」

一夏はアリーナでGTロボを破壊してから後始末を終わらせてから直ぐに部屋に戻って、右腕に包帯を巻きつけていた。右腕の皮膚は酷く焼け爛れてしまい、指一本でも動かしてしまうと酷い痛みが起こる。一夏は巻きつける際の激痛に耐えながらドクターアロエの包帯を巻きつけていく。

「流石に1年も炎覇龍の力を封印してたツケが回ってきたか。まあいいさ、これからゆっくり慣らしていくさ」

そう言ってから一夏は隣のベットで大人しい寝息を立てながら先に眠っているシャルロットの頭を撫でる。優しく頭を撫でると嬉しそうに笑って、身体を捩るシャル。どうにも可愛らしかった、のほほんさんとはまた違った可愛さがあった。

「・・・。妹か、そういえば」

一夏は宝石をネックレスを服のしたから引っ張り出して左の掌に置いてじっくりと見る。一夏がグルメ時代へと転移して紫と出会って渡された宝石のネックレス。これを渡される時、ある言葉を言われた事を思い出す。

『そのネックレスは楔のようなもの、決して避けられない運命の証』

「どういう意味なんだろう・・・。でもあの人っていうかあの妖怪はすんごい胡散臭いしな・・・。信じる方が馬鹿だって龍兄も言ってたし、あれも意味の無い事なのか?・・・ああ、なんかこれ以上考えてもきっと無駄だな。寝るか」

一夏は考えるのをやめてベットに寝転がる。右腕を気遣って、注意しながら目を閉じて眠りつく。紫の言葉の意味を考えながら・・・

翌日

「ええ〜っと・・・今日は転校生?って言うのかな・・・どうなんだろう・・・」

教室でSHRの真っ最中。千冬の横で副担任の麻耶が困惑していた、心なしか疲れているようにも見える。一夏はどうしたのかと思いながら、後で差し入れでもするかと考える。

「では入って来てください」

麻耶がそう言うと、ドアが開き誰かが教室に入ってきた。入ってきたのは女子の制服を身に纏ったシャルロットだ。それを見た一夏以外の生徒は全員口を開けて呆然としていた。

「シャルル・デュノア改めまして龍神 シャルロットです、宜しくお願いします!」
「「「「「ええぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」」」」」

教室に女子達の驚きの声が轟く、その声の大きさと衝撃で窓ガラスは、大きく揺れている。一夏はその大声に苦しんでいたが、一夏は耳を塞いで平然としてた。この程度はなんともないらしい。既に腕の怪我は感知しているのかドクターアロエの包帯は外されていた。

「何!?美男子は美少女だって事!?」
「ええ〜・・・」
「ちょっと待って!昨日って男子が大浴場使ったよね!?」

その声が出た次の瞬間には、一夏がクラス全員からガン見された。

「嫌々嫌々、俺は昨日風呂使える事さえ知らなかったぞ・・・って
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