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ゲルググSEED DESTINY
第三十九話 続く闘争
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ロブリッツ、ライゴウガンダムの三機だ。ユークリッドなどもあるが、あれはエースというよりもベテラン向けの機体だろう。

「何にせよジブリールが死んでしまえば俺達も用無しって事になるんだろうな。そればっかりは避けたいんだが―――」

ファントムペインのような部隊の人間が戦後になって残されるとは思えない。よくて軍事裁判、悪ければその場で私刑にあうことは間違いないだろう。何せベルリン等の都市を焼き払ったのはファントムペインなのだから。

「上の命令だからっていうのは当然通じないだろうしな。かといって今更寝返ろうにもどこにって話だよな……」

強化人間、条約違反の兵器、これまでの経歴、思想的な問題―――すぐに上げられる問題だけでも解決しがたい。

「結局は、奴と一蓮托生ってわけかね」

溜息をつきながらネオは届けられる機体について調べに行く。レクイエムという切札があろうとも、負け戦の可能性が高い面倒事だとネオはそう思うのだった。







「ネビュラ勲章授与にフェイス任命……随分おめでたい事ではないでしょうか?ザフトにエースが増えるというのは」

戦闘が終了し、ラー・カイラムの貴賓室でデュランダル議長は態々俺を呼びつけて、要件を話していた。互いに対面しながらテーブルに置かれたチェスを動かす。議長が後攻の黒だが俺と議長では実力に差があり過ぎるために既に追い込まれている。

「いやね、君には申し訳ないと思っているんだよ」

「―――何がですか?あ、ルーク貰います」

心当たりは全くございませんが、そもそも疑われてるのか信頼されているのか微妙に判らない議長とは一緒に居たくないのですが、と内心を吐露したくなるがそんなことを言うわけにもいかず彼と対面しながら会話を続ける。
くッ、ルーク取った代償がクイーンとか痛すぎる。

「君は様々な方面で活躍をしていながらまともに勲章を与えることも出来なくてね。いや、評議会も頭が固い。技術屋風情に軍人の称号は与えれないとの事だ。自分たちを支えているもの達を蔑ろにしているようにしか聞こえんのが耳に痛いよ」

「正直に言いますと、面倒なんで構いません。とやかく言われるよりは今の立場の方が気が楽ですし……まったありですか?」

「無しだ。だがそう言ってくれるとありがたいよ。正直本当にどうしようかと考えていたものでね」

切り込んでいたポーンとビジョップが……それはともかく実際に今の立場の方が楽ではある。面倒事は少ない。議長のお気に入り扱いだからそれなりに権限がある。自由に出来る。開発主任なのでやりたい放題。うん、老後までこれだったら嬉しい。まあ、デスティニープラン的にも俺の行動的にもそれはありえないだろうが。

「それにしてもデスティニーは驚異的だったね。正直いって
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