例えばこんな再会は流石の俺も予想外だろ
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ようだ。
そしていざ出撃しようとした矢先、事件は起こった!!何と太平洋上で所属不明IS2機が戦闘行為をしているというのだ。誰と誰が戦ってるのかは知らないけど放っておくわけにはいかないよね!しかもそのIS達は戦いながら福音ちゃんの移動コースに近づいていて、このままだとブッキングの四つ巴になってしまうらしい。そこで役割分担。
まとめて2機同時に相手に出来るオウカが戦闘中のISを引き受け、残りの二人が予定通り福音ちゃんを止める。完璧な作戦だ!
「じゃ、俺行ってくるわ」
「あ、真田・・・いや、ゴエモン」
「?」
「任務が終わったら・・・話がある」
「何か死亡フラグっぽいよそれ。まぁちゃんと帰ってくるからそっちもちゃんと帰ってきてね?」
了解してお空へ。腰にある袴っぽい感じの装甲板が外れて後ろのスラスターと連結、長距離移動用のブースターパックの完成だ。全身全霊マッハゴー!!
皆の驚く顔を笑顔に変えるため・・・俺は往く!!
・・・・・・
《そろそろ戦闘宙域が視認できる距離に入ったんだけど・・・》
「言うなオウカ。この声、この気配・・・俺にも覚えがある」
どぉん、と言う爆音と共に次々に水柱の上がる海上を駆ける二つの声。
「やーだー!!ごえもんのところに行くのー!!」
「我儘言ってねぇで・・・とっとと捕まりやがれってんだ!!くそ、何で剥離剤が利かねぇ!?」
「おねぇさんキライ!!もうあんな油臭い所二度と行かないんだからっ!!」
そこにいたのは所属不明機2機で計”3人”。ISコアも含めて”3人”。3人。
追い掛け回してるのは醜く顔を歪めて荒々しい言葉を吐く女の人。8本のマニュピレータだか何だかわからんものをくねらせながら執拗に相手を追いかけている。
そしてそれから逃げながらビームをぶっ放しまくっている黒くてゴツイIS。パイロットはいない。いや、正確にはそれらしき人物が乗っているのだが、ISコアに慣れ親しんだ俺には”その人物らしきものもISの一部であり付属品で、生きた人間ではない”事を理解してしまった。
つまり彼女は完全自立型な人間そっくりのアンドロイド的存在で、彼女自身がISのボディであり人らしく振る舞い感情を表現してコミュニケーションを図るための端末だ。おそらく戦闘時はあの姿、非戦闘時はあの少女の姿をした部分によって動くのだろう。
そしてあの声はまぁアレだ。クラス代表戦の時のIS、「ウツホ」で間違いない。
「あ!ごえもーん!!」
「こんな所でどうしたのウツホ?」
「お母さんからボディ作り変えてもらったから、ネットワーク辿って会いに来たの!!でも・・・途中であの厚化粧のおばさんに見つかっちゃって・・・」
「聞こえてんぞ小娘!てめぇのISコ
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